あらすじ 推理小説を書くことが趣味のサラリーマン・鳥栖哲雄は、久しぶりに再会した娘、零花の顔に暴力の痕跡を発見する。娘の生活ぶりを心配した哲雄は彼女の周辺を調べ始めるが、その最中に零花が同棲していた恋人の男に暴力を振るわれていたこと、そしてその男が妻の歌仙の実家の財産を奪い取るために近づいたことを知る。哲雄の動きを知り零花の殺害を仄めかしたその男に、娘の身を案じた哲雄は襲いかかって殺害してしまう。しかしその男は、犯罪組織のメンバーだった。哲雄は組織に捕まりながら、さらなる闇に引きずり込まれていく。組織に対し偽証を続ける哲雄に、組織は一週間の期限を設ける。それまでにその男を発見できなければ哲雄に待つのは「死」であった。
マイホームヒーローのレビュー
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6点 トニーモンタナさん
サスペンスとして骨格がよく出来ていて引き込まれます。読者に与える情報の取捨選択が良いです。
家族漫画としての側面もあり、父親としての矜持が主題として強く出てます。
主人公がミステリーオタクなのもあり、警察や半グレからバレない様に隠蔽工作をしたり、人殺しや死体の処理などの手順が非常に手際がいいです。お母さんも肝が据わってます。
対立構図を漫画的、視覚的に見せるのも気が利いた演出だし、敵組織との共同戦線も熱くなります。
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[投稿:2020-04-04 13:14:23] [修正:2020-04-04 13:14:23] [このレビューのURL]