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7.66点(レビュー数:3人)

作者桃森ミヨシ

巻数13巻 (完結)

連載誌マーガレット:2007年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:41:08

あらすじ 十塚学園は偏差値やや低めの共学校。ある日、県でトップクラスの聖カトリア女子を退学になった可愛マリアが転入してくる。飾り気無く真っ直ぐで、思ったことをそのまま口にし、人に自分の醜さを自覚させてしまうカンの鋭さを持つマリアは、あっという間にクラスで孤立。だが、「嘘かホントかはどうでもいい」と、ラブリー変換できれいに生きようとする神田優介と、反抗的で一匹狼なのに、世話好きでマリアをほっとけない目黒伸と知り合ったことで、徐々にマリアを取り巻く空気が変わってきて…。

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悪魔とラブソングのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

7点 gomaさん

いいことも悪いこともキッパリと言うため周りから避けられがちな美少女のマリア(主人公)が、周りの人間に影響を与え与えられ変わっていくという話。
生い立ちや人間関係が微妙に重く、あまりさわやかな感じではない。
最初のうちは人間関係が主。
徐々にマリアが解きほぐされてきたところで、途中から恋愛要素が入ってくる。

ところどころ脱線するのがいらないなーと思うけど、それはマリアを作る上で必要な話なのでガマンガマン。
絵はごちゃごちゃして見づらいこともあるけれど、男の子がかっこいい。
というか個人的に半分は男の子のかっこよさでもっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-09 16:32:40] [修正:2011-02-10 23:42:09] [このレビューのURL]

7点 とろっちさん

ラブリー変換とは、自分の気持ちを伝える際、相手を尊重した柔らかい表現に変える、という処世術。
そのネーミングもいいですが、ラブリー変換の存在感が、この作品に華を添え、
色鮮やかなものにしています。

変換前のきつい言葉でしか話せず、周囲から孤立しているマリア。
ラブリー変換がうまく使いこなせないマリアは、口先だけの褒め言葉ではなく、
自分なりにラブリー変換を理解し、変化させ、マスターしていきます。

自分自身をラブリーに変換するために。

「誰かに好きと言えるように 自分が好きだと言えるように
 心から好きだと誰かに言ってもらえるように」

マリアは自分をいじめる者に対しても屈せず、拒絶せず、否定せず。
堂々と自分をさらけ出し、意志を伝え、同時に相手を理解しようとします。

マリアが人と交わることで周囲を変化させ、またマリアも周りの影響を受けて変わっていく、
そんな姿を見守っていきたい作品です。

ちなみに、こういう作品では悪役がいないと締まりが悪くなってしまうかもしれませんが、
それにしても担任には腹が立ちます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-07 20:54:53] [修正:2010-02-07 20:57:00] [このレビューのURL]

9点 橙木犀さん

もう、凄く面白いです!
マリアとマリアを取り巻く面々が徐々に変わっていく様子も見応えありますが、ど〜しても私が気になるのは、マリアが優介とめぐ、どっちを選ぶのかということです!!

今のところ、マリアの心を大きく揺さぶったり、重要な場面でマリアにとって大切な言葉を投げかける、めぐが優勢みたいです(読者もめぐ派が圧倒的多数みたい)。
だけど…、私は優介を応援したい!
「うそと心中するつもりでうそをつく」バカ正直で優しくて、自分の気持ちが自分で掴めなくなっても、誰かのために言葉を紡ぐ強さを持つ優介に、恋を叶えて欲しいと思うのです。

マリアとラブソングを歌うのは、いったいどっちなんだろうな〜?
めぐに揺れても構わないから、最後は優介を選んであげてください、マリアさん!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-18 08:12:29] [修正:2007-11-18 08:12:29] [このレビューのURL]


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