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6点(レビュー数:1人)

作者岩本ナオ

巻数1巻 (完結)

連載誌月刊flowers:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 00:45:18

あらすじ 高校1年生の夏休み。春野小麦(はるのこむぎ)が住む村に、東京の進学校に通っていた幼なじみの多喜二(たきじ)が帰ってきた。母親が入院中でさみしい思いをしている小麦と、家族と離れて暮らす多喜二。ふたりは、子供時代のように一緒に過ごすことが多くなり…。友情みたいな、恋みたいな、微妙な季節の青春ダイアリー。

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Yesterday,Yes a dayのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 kikiさん

この作者の作品は大切なことをハッキリと明言させずに登場人物の
表情、目線、小さな文字での語りなどで読者に悟らせ想像させて読ませる
力量がすごいなぁと思うのですが、この作品が一番顕著にその特徴が
でていると思います。

小麦ちゃんが機嫌が悪いのは家庭をかえりみないお兄ちゃんの態度の
せいだったりするし(しかもブラコンで好みの同級生もお兄ちゃんに
似た人だし)、お兄ちゃんが小麦によりつかないのはお母さんが病気で
ゲッソリ痩せてしまったのや、小麦がそれを不安そうにするのを見ていら
れなかったりするせいでもある。二人とも強そうに見えるけど甘えんぼな
似た兄妹。そんな二人を多喜二くんやルイちゃんが見守り、さりげなく
支えてあげているのが優しい空気をかもし出して好きです。
まぁ多喜二くんの場合は恋心もあり、小麦ちゃんを支えることにより
自身を取り戻していってるところもあるんだけど。

田舎や古い家の雰囲気がいいスパイスになっていて、二人のなんだか
切ない関係が胸にきました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-17 12:35:32] [修正:2011-06-05 13:35:29] [このレビューのURL]


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