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9点(レビュー数:1人)

作者藤田貴美

巻数11巻 (連載中)

連載誌Webスピカ:1989年~ / 幻冬舎

更新時刻 2009-11-25 00:45:41

あらすじ 高校生バンドのボーカルをしていた卓哉は、プロを目指していた。あるコンテストで同じく高校生で長身のギタリスト・凡河内(おおしこうち)と出会い、卒業後それぞれ違う道を歩んでいたが、再会を果たし夢に向かい始動する。

備考 1989年白泉社「花とゆめ」に読み切りとして掲載され、シリーズ化し短期連載を繰り返し3巻まで刊行。
その後ソニー・マガジンズ、幻冬舎と度々掲載媒体を移動しつつ現在も不定期連載中。

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EXITのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

9点 ピルクルさん

[ネタバレあり]

まだ完結していませんが、11巻まで読んだ感想を言うと
この作品はもっともっと評価されるべき!って思ったので
拙いながらもレビューを書かせてもらうことにしました。

モデルは解散した某ロックバンドで、
プロのボーカルを目指していた主人公がギター弾きと出会い、二人のスタートから苦節の末メンバーを集めてデビューするも、
事務所問題、解散の危機、バンドとしてやっていく上での音楽性の違いやメディアと実像とのズレなど、生々しく描かれている。
作者さんの持ち味としてがっつりと本音を描く切れ味も魅力ですが、
細かい伏線をエピソードの山場に使ってくるあたり緻密な業師でもあります。(白泉社版だと収録の区切りが悪いので、幻冬舎版だとわかりやすい)
作画は今時の少女漫画にしては稀なくらいラフな線で構図も独特。ちょっと見辛いかな。
この作画が貧乏バンドの雰囲気にピタっとはまっていて、逆にキラキラしてたり変に上手すぎても似合わなかったと思う。
メイン含め、様々なバンドマン達や音楽関係者が出てくるのですが、それぞれ青臭くて芯があって不器用で漢臭くてカッコイイ。

見た目も話し方も1990年頃のバンドブームに出てきた人達を思い出させてくれるのでそこも読んでいて楽しいです。
あとこの作者さんの作品にしては意外と恋愛成分少なめで(今のところ)エロ描写無しで・・・なんか純で良いです。(BLキャラはいません。)
19年目で11巻っていう恐ろしく不定期で連載されていて
しかも他の連載をはさみながらだし。(大御所なみ?)
何年後になるかわからないけど、どんな終着点になるのか楽しみな作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-17 11:47:18] [修正:2008-12-17 11:47:18] [このレビューのURL]


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