あらすじ ヴェネチアの古い家柄に生まれたジャコモは生真面目な性格。ふとしたことで東京の... 続きを表示>>
ジャコモ・フォスカリのレビュー
点数別:
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6点 kikiさん
ヤマザキマリさんご本人が
”舞台は1966年、東京。
主人公は日本で西洋史学を教えるヴェネチア貴族の末裔。
日本がこれから安保闘争に入っていこうとする時代。
外国人学者が日本に抱く妄想とその崩壊。
当時の文壇の文豪達との接触、
そしてイタリアにおける第二次大戦の苦い記憶。
禁断の恋愛。”
というコンセプトが個人的趣向が詰ったマニアックな作品と
blogで名言されてますが、本当に自分の好きなもの満載に
したんだろうなぁと感じます。
外国人から見た花見風景、当時の文壇の怪しさ満点の作家達
(あの頃は漫画なんかよりテレビなんかより文壇がパワー
持ってて面白かったんだろうなぁ)、美少年への憧れの描写
などが読んでいて興味深かったです。
ただまだ一巻しか出てないので、話の転がり方が今のところ
そう引き込まれる面白さは出てないかなぁと思います。
とりあえず期待を込めて6点。
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[投稿:2012-12-17 00:32:32] [修正:2012-12-17 00:32:32] [このレビューのURL]