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4.5点(レビュー数:2人)

作者藤間麗

巻数13巻 (完結)

連載誌Cheese!:2009年~ / 小学館

更新時刻 2013-01-09 17:38:57

あらすじ 小さな島には二つの国が存在し、戦争が絶え間なく続いていた。ある時和睦のために北の国セナンの王女ナカバが南の国ベルクートの第二王子シーザに嫁ぐことに。両国とも普通王族ならば黒髪であるのに赤毛であるために、自国からも嫁ぎ先からも蔑まれていた。そんな中彼女は過去未来を見る力”刻のアルカナ”に目覚め始め・・・。ファンタジー作品。

備考

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黎明のアルカナのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

3点 さん

『乙女ゲームのような世界観を漫画に持ってきた作品』

評価:設定を並べている。

レビューなどでそこそこ評価が高かったので読んでみました。


おそらく、きちんとプロットを練っていなかったのだろうなというのが読み終わったときの印象。
強いて言うならば、序破急に近い構成だったけれど、
伏線と回収の書く前の段階できちんと決めておけば、
このような急展開は起こらなかったと思います。


そもそも伏線らしい伏線がありませんでした。
ただ展開と結末だけがあり、そこに理不尽さを感じます。
あるいは後から面白いと思って付け足してみたけれど、
うまく回収できなかったのかもしれません。
それが編集の意志なのか作者の意志なのかは知りようがありませんが、
読者としてはただただ残念でした。


エピソードのアイデア、着眼点は今の流行に則ったものだと思いますし、
女の子の心を掴む『萌え』があると思います。
これからは箱書きを作って、物語の流れ、どこにどの程度のページ数を割くか、ターニングポイントになるのはどこなのか、等の要素をまとめてから描き始めて欲しいですね。


世界観の設定など突っ込みたい箇所はいくらでもあるのですが、その辺りは好みもありますので割愛。
ただ最後にひとつ付け足すとすれば、人間に対して背景が雑でした。
ファンタジーってそこも楽しみな要素なので……やはり勿体ない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-10-14 08:32:09] [修正:2014-10-14 08:32:09] [このレビューのURL]

6点 kikiさん

少女漫画にありがちなのですが、剣などの戦闘シーンが絵に迫力がないために物足りなく感じたり、ちょっと主人公補正なご都合展開が気になったりします。

が、物語のテンポがよく、シチュエーションがどんどん変わっていくし、ヒロインの自分の想いを抑えた恋愛模様にキュンとしたりできて楽しめます。

先が読めなくて、また誰が黒幕でまだどんでん返しがあるのかとワクワクしながら読めるファンタジー作品。

(11巻まで既読)



+++追記。ラストまで読んで

ラストの方の国の乗っ取りや戦争などにもっと重厚さが欲しいところでしたが、仕方ないかな。アルカナの能力や物語の要、人の気持ちのうつろいなどはかなりいいと思うので、この話を元手にアニメか何かで重厚にリメイクしたらより面白いものができそう…って失礼か。

でラストでのあの真実は物語的にとてもよかったかと。
最後まで面白く読めた作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-06 00:17:39] [修正:2014-01-03 22:08:37] [このレビューのURL]


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