「kou」さんのページ

総レビュー数: 15レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年02月23日

すごく引き出しの多い漫画。
話によってノリや絵柄が違ったり、雰囲気が違ったりします。
とことんシュールな話もあれば、正当なギャグといった話もあります。
題名に「ギャグマンガ」とついているだけあって、本当に「面白さ」に徹している感じが好印象。
何気ない背景やモブに、非常に細かい芸がみられます。
読み返すたびに新たな発見ができて面白いです。

ニヤニヤ笑えるタイプのギャグ漫画ですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-14 14:13:36] [修正:2009-04-14 14:13:36] [このレビューのURL]

「彼女が最終兵器になる」という破天荒な設定だけれど、
それほど違和感は感じません。
そんな設定で描かれているのが、普遍的な感情だからです。
恋をすること、愛しい人といるときに溢れる思い、葛藤など。
真に迫る心理描写が見事です。

戦争や「最終兵器」についての説明は、主人公二人の恋愛に焦点をしぼるために意図的に省いたというのは周知の通りですが、
私としては想像の余地があるのを嬉しく思いました。

二人に関わる人々の「死」の間際は泣けました。
まだまだ続くと思っていた人生が突然閉ざされたとき、
実際にはどんな気持ちになるのか分からないけれど、
とにかくダイレクトに心を揺さぶられました。

胸に迫る場面がたくさんあります。
この星に生きている、一人ひとりに人生があるんだということを感じます。

ラストシーンは鳥肌が立ちました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-19 22:29:49] [修正:2009-04-03 22:00:20] [このレビューのURL]

好き嫌いは分かれそうな漫画ですが、相当おもしろかったです。
イエスとブッダが下界でバカンスという設定だけでもおもしろいんですが、その設定に頼り切っていないところがすごい。
もう笑いっぱなしでした。
キャラの表情や言葉づかいも秀逸です。
とても生き生きしてるし、自然な友情が感じられるのが心地いい。
セリフの外にある「さりげない面白さ」も感じ取れる良質な漫画で、個人的にかなりつぼでした。
絵柄も好みなので7点。

ブッダやイエス・キリストのエピソードが随所に散りばめられていますが、そこまでマニアックなものは少ないので、すんなりと笑うことができました。
ただ手塚治虫の「ブッダ」や聖書を読んだことがある人は、より楽しめるかもしれません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-01-27 13:43:53] [修正:2009-03-13 10:50:03] [このレビューのURL]