「こたた」さんのページ
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10点 YAWARA!
スポーツラブコメの金字塔です!
今の浦沢直樹さんがあるのも、この、アニメ化され柔道ブームまでを引き起こした『YAWARA!』があってこそだと思います。
浦沢先生には「スポ根」と「ミステリー」の2つの顔があると思いますが、私は「スポ根」のほうを高く評価しています。「ミステリー」は『MASTERキートン』こそ大成功だと思いますが、それ以外は秘密主義に凝り過ぎていて最終的な整合性に欠けると感じるからです。
その点、「スポ根」はストーリーが簡潔なので、浦沢先生の圧倒的な画力で読者を完全制圧できます。
『Happy!』はそのストーリーがイマイチで画竜点睛を欠きましたが、『YAWARA!』はストーリーも完璧!主人公の柔ちゃんと松田さんに、ものすご〜〜〜〜く感情移入できます。
結末の見事な締まり方。
スッキリ具合。
思い返すだけで鳥肌が立つ思いです。
この作品はレジェンドであるという独断によって、「10点」と評価しました。
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[投稿:2009-09-07 18:59:31] [修正:2009-09-07 18:59:31] [このレビューのURL]
8点 自虐の詩
4コマ漫画です。私は竹書房から刊行された文庫版(全2巻)を読んだのですが、これは『自虐の詩』の中でも「幸江とイサオ」の2人に絞り込んだ作品のようです。
読んだきっかけは映画化されることを知ったことと、「日本一泣ける4コマ漫画」という帯に惹かれたからです。作者の業田良家さんのことはそれまで知りませんでした。
作風は一言で言うと「古きかなしき」といったところでしょうか。
乱暴でガサツで無口な亭主と、働き者でケナゲで不美人な嫁の、世間並み以下の暮らしぶりを、せつなく愛おしく描いています。
幸江の半生に主な焦点を当てたストーリー仕立てでもあります。
このストーリー性に泣かせる秘訣があると思います。
かなり良いけど伝説的ではないレベル、ということで「8点」という点数にしました。
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[投稿:2009-09-07 18:41:34] [修正:2009-09-07 18:41:34] [このレビューのURL]