「こたた」さんのページ

総レビュー数: 2レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年09月07日

4コマ漫画です。私は竹書房から刊行された文庫版(全2巻)を読んだのですが、これは『自虐の詩』の中でも「幸江とイサオ」の2人に絞り込んだ作品のようです。
読んだきっかけは映画化されることを知ったことと、「日本一泣ける4コマ漫画」という帯に惹かれたからです。作者の業田良家さんのことはそれまで知りませんでした。

作風は一言で言うと「古きかなしき」といったところでしょうか。
乱暴でガサツで無口な亭主と、働き者でケナゲで不美人な嫁の、世間並み以下の暮らしぶりを、せつなく愛おしく描いています。

幸江の半生に主な焦点を当てたストーリー仕立てでもあります。
このストーリー性に泣かせる秘訣があると思います。

かなり良いけど伝説的ではないレベル、ということで「8点」という点数にしました。

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[投稿:2009-09-07 18:41:34] [修正:2009-09-07 18:41:34] [このレビューのURL]

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