「KEN-SHO」さんのページ

総レビュー数: 2レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年08月07日

BADBOYSから田中宏作品を読み込んでいると、ドンドン画力・描写力が右肩上がりに上がっていくコトにいつもビックリさせられる。先生は「色々な」勉強をされておられるんでしょうね^^

物語は「BADBOYSの外伝の外伝」といったトコロ。今までの登場人物をにわか(では済まないかw)に絡ませて、独自の背景設定に乗せてくる。そんな相乗効果でさらに面白くなってる。「BADBOYS世代」にはたまらないマンガです。

「グレアー」で正直アカンかな?と思ったのも事実。でもやっぱ「血と骨」的などす黒い背景を好む田中宏ワールドにはやっぱ昭和の香りが必要だ!「莫逆家族」の空間と相まって、ひと作品ずつ完成度が高くなってる・・・w よし!評価10点!!

・・・といいたいトコですが、セリフの多さについついパラパラしちゃったのでマイナス2点しました。今2回目読み返してます♪

あー、ドラマとか映画3部作で実写やってくれんかのー・・・。

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[投稿:2010-08-07 11:18:38] [修正:2010-08-07 13:54:33] [このレビューのURL]

10点 蒼天航路

完全に人生観を変えられた!マンガを通して教えられるコトの多さにビックリする。

このマンガを低い評価で終わらせる人がいるってのはかなり悲しい。大好きやから贔屓目満開でコメントしますが、このマンガは三国志を伝えようとしてないよ。特に李先生が亡くなってからは。

歴史書に残る史実そして、およそ俗間で伝承されてきたであろう誇張と偶像。全てのバランスを考慮しての人物の設定は本当にココロをくすぐられる。

時代を超越した曹操の史書「曹操伝」に孔明の名が無い。ならばフワフワした人物像で行こう!
放浪の末に蜀を得た劉備。どこでどうやったら「魅力の劉備」になるんや?ならば本人の意図せんトコロで人気出とんねや!・・・等など。

確かに官渡を境に画風も描写も展開もメッセージも変わった。
でも減点対象にはならんでしょーー^^

初めて読もうとする人へのメッセージとするならば、本当に官渡を境に作者の伝えるメッセージが変わります。タイトルとするならば、
官渡まで・・・「三国志ーー蒼天航路を往く漢(オトコ)ーー」
官渡から・・・「蒼天航路ーー三国志に乗せてーー」
みたいな感じでしょうか?

俺は本当にこの本に出会えてよかった。「マンガ」では済まない「文学」と位置づけしてます。どうか歴史書として読まないで下さいね☆そうしちゃうと孔明が・・・w

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[投稿:2010-08-07 12:00:39] [修正:2010-08-07 13:41:43] [このレビューのURL]

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