「がくらんりぼん」さんのページ

総レビュー数: 1レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年02月15日

只今6部途中まで読みました。
今まで読んだ中で一番好きな漫画。二週目の方が面白かったのは初めて。個人的には1,4部が好きかな?
一言で言うと、一見邪道な匂いがプンプンする王道バトル漫画ですね。
 
長所:
・絵柄が独特で、かっこいい。キャラデザも凝っている。
・複数の部で構成されており、世界観内の歴史が一望できる。各パートは短めなので、巻数の割に長さやだるさは感じさせない。
・バトルが面白い。物体にファスナーを付ける、といったシュールな能力で戦うキャラや、能力の意外な使い道など驚かせてくれる。特に、二部や五部の戦闘は面白いと思う。
・バトルもので長いにもかかわらず戦闘力インフレがあまりない。個々の能力の強さ、お役立ち度のベクトルが違う。
・セリフのセンス、というか勢いが凄まじい。くさいセリフはあまりない。
・メイン、サブキャラクターが魅力的。というか変態なのにかっこいいし、身勝手なのに仲間思いだったり。ある意味ツンデレ。キャラが立ってるのは三、四部。
・名もなきキャラクターの感情表現にも手を抜いていない。吉良に殺された変態とかね。
・勢いだけでも読めるほど、熱い。このへんはやっぱジャンプ漫画。
・長いだけにセルフパロディが豊富。
・「真実へと向かう意思」の尊さを教えられた。残酷な運命に太刀打ちするためのものは、波紋でもスタンドでもなくこの意思だけなのだ。ジョナサンの言う勇気、早人の言う正義、ブチャラティの言う覚悟とはこのことなんだと思った。

短所:
・絵が独特なので嫌な人は嫌。というか絵がものすごく見づらかったりする。ジョジョ立ちと呼ばれる変なポーズがある。
・ストーリーはまるでない。多分作者はほぼ何も考えず本能のおもむくまま書いてるんだろう。
・キャラが変態が多い。
・パクリが異常に多いそうだ。音楽、映画、漫画、イラスト、などから。
・矛盾が多い。つじつまが合わなかったり、自分のスタンド能力以外のことが平気で出来たり。
・いちいちセリフが長い。
・五六部で感じたことだが取ってつけたような設定やセリフが多い。
・ギャグが弱い。特にツッコミ属性の人間が一人もいない。そのかわり存在自体がギャグみたいなキャラやスタンド能力は山ほどあるけど。

以上より、ストーリー重視の方、絵が嫌いな方などにはお勧めできません。逆に、単にアツい漫画を読みたい方や作者の奇抜なセンスをお望みの方にはお勧めです。好きすぎて長文失礼しました。

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[投稿:2012-02-15 21:07:03] [修正:2012-02-15 21:13:19] [このレビューのURL]

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