「PZ10000」さんのページ

総レビュー数: 2レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年12月29日

スピカちゃんという女子高生がいまして、彼女はあの偉大な発明家エジソンの生まれ変わりでして、そのためか彼女自身もとてつもない発明の才能を持っているのですが、感情が高ぶるとエジソンそっくりのいかついおっさん顔になってしまうといったコンプレックスも持ち合わせていまして……日常ギャグ漫画ラブコメ風味です。

しかしここ数週間ジャンプ巻末でくすぶっていましたが、今週ついに打ち切られてしまいました。
前作のグリムの時から応援していたので残念ですね。
この作者の長所は、やっぱり“一瞬のネタの面白さ”にあると思います。キャラクター同士の掛け合いで膨らませていくとか、“流れ”や“間”を使って組み立てていくとかそういう感じではなく、唐突にそのへんの異次元からドン!とネタを取り出してくるような感じです。こういうのをよく「低俗な笑い」と批判するひとがいますが決してそんなことはなく、むしろ作者の発想力や描写力が如実に表れ出てしまうなかなかに難しいスタイルだと思いますし、そして僕はこの作者のそういうところのセンスがけっこう好きです。(それだけにネタの使い回しや安易なパロディネタは控えてほしかったですが…)

短所は、ズバリ絵が下手なことです。というより絵柄に魅力がない。今の時代あれじゃいかんでしょう。後半のわかりやすいテコ入れのためのちょいエロ展開もあまり効果がなさそうな感じがしました。女性キャラも可愛いっちゃ可愛いんですが…うーん。あと、やはりギャグ漫画は合う合わないがはっきりありますよね。仕方ないこととはいえ。さらに言うと所々かなりネタ切れのにおいがしてましたね。一週2話連載もいつの間にかやめているし…。

そんなこんなで、僕は5点をつけましたが、おすすめ度としてはもう少し低めです。まあ前作、今作と健闘むなしく打ち切りという結果に終わってしまいましたが、おそらくあと1チャンスあると思います。三度めの正直を期待して待っています。

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[投稿:2013-07-31 00:38:03] [修正:2013-07-31 00:41:57] [このレビューのURL]

打ち切られてしまったけど、好きな漫画でした。
内容は宇宙に憧れる少年少女たちが様々な試験や課題に立ち向かうといったもので少年ジャンプではけっこう珍しいタイプだと思います。

一話めを読んだときはかなり期待しました。これひょっとしたら準看板あたり狙えるんじゃないか?と。某大型掲示板でもけっこうな盛り上がり様であのワンピースの一話めと比較されていたほどです。
しかしそこがすでにピークでしたね。順位はだんだん落ちてゆき、気がついたらドベに定着していました。その主な要因としては、
「地味な上に不可解な試験とその対策」「暗い性格の女の子がいきなり出てきてヒロイン交代」「主人公のライバルがだんだん空気に…」「試験の厳しさ、やっていることの壮大さをほとんど感じさせない主人公やその周囲のお気楽さ加減」などなど…。
見所もありますよ。まず外国人女性がなんか魅力的でした。特にアメリカの金髪メガネ教官は個人的にメガヒットでしたね。あと、作者の切り札である異星人が…。こんなんでいいの?と思いながらもけっこう好印象です。
基本的にみんな前向きなのでわりと読みやすいと思います。まあ古本屋・漫画喫茶で見かけたらちらっと読んでみる感じで。迷走ぐあいを楽しむのもいいですよ。

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[投稿:2012-12-29 00:35:09] [修正:2012-12-29 00:35:09] [このレビューのURL]