「terakoya」さんのページ

総レビュー数: 1レビュー(全て表示) 最終投稿: 2014年06月13日

・おそらくこれは漫画ではない。
作者にとっては設定資料がメインで漫画はそのオマケにすぎない。最新刊が出ないと嘆いている人はピントがズレている。

・これを子供が読んでも面白さは絶対わからない。
ある程度の知識と経験をもった大人だから読める(解読できる)非常に敷居の高い作品。ものごとを整理・保存したり、関連付ける能力を身につけてからでなくてはどのキャラも同じに見え、誰が何を喋っているのかもわからない。

・作者の驚きの設定力
キャラのファッションからメカの内部構造、各国の情勢や戦力まで設定が細かすぎる。よくぞここまで考えられたものだと思うくらいこだわりが半端ない。そのこだわりに共感し、ついていくことができればニヤニヤがとまらない。


硬すぎるスルメのような作品。100回くらい噛まないと味がしない。大抵の人は100回噛むまでにあきらめてしまう。しかし100回噛んだ辺りから異変に気づく。「なに、これヤバイじゃん・・」と。そうなればもう虜。気がつけば独特なキャラクターの名前をうわごとのようにつぶやいている。頭の中は架空の国家やロボや魔法のことで一杯になる。夢と現実がシンクロする。

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[投稿:2014-06-13 02:37:22] [修正:2014-06-13 02:42:56] [このレビューのURL]

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