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[ネタバレあり]

 この漫画をはじめて読んだときは、泥まみれになって奮闘する主人公にかなり魅力を感じました。一種のファンタジーの空間であるけれども、1人の人間の必死に生きる姿がとても真新しく思えました。漫画の絵もその舞台に合うもので、その世界に引き込まれるものだったと思います。
 ただ、個人的には10巻を過ぎたあたりで、だんだんマンネリとしてきたかなと感じています。話の流れでは感じ入る部分もかなりありますが、漫画全体としての成長が止まってきた感じがします。特に最近の傾向は術のかけあいみたいなのが多くて、読んでいると少し疲れるときがあります。
 自分が読んだものの中ではかなり優秀な作品だとはおもいますが、今後の動向にも期待しているので、今は5点としておきます。

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[投稿:2008-03-23 21:00:47] [修正:2008-03-23 21:00:47]

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