「サアベドラ」さんのページ
- ユーザ情報
- 1986年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://book.akahoshitakuya.com/u/32909
- アクセス数
- 13036
- 自己紹介
-
大学で歴史学(西洋史)、言語学を研究しています。まだまだ文章修行中です。
漫画以外の本のレビューは読書メーターで行っております。そちらも見ていただけると幸いです。

8点 あずまんが大王
これひとつで「萌え系四コマ」というジャンルを確立してしまったエポックメイキングな作品。キャラ立ちしている女子高生たちによる学生風景が暢気に続きます。ありていに言えば、これ以降の目立った四コマはほとんど「あずまんが+なんとか」で片付いてしまうと思います(あずまんが+オタクあるあるネタ=らきすた、あずまんが+美術=GA、あずまんが+バンド=けいおんetc...)。例外は棺担ぎのクロぐらいでしょうか?。
しかも大量に出たフォロワーより間の取り方がダントツにうまく、ネタ自体も学園もので新鮮味を失っていない(ポストペットはさすがにきついですが)ため、これさえ読んでしまえばもうこっち系の四コマは十分かも知れません。終わらせ方も潔いすっきりしたもので、なかなか好印象です。
難点はキャラクタが紋切型過ぎることでしょうか。当時は画期的でも、わんさか出た後続のおかげで今ではありきたりに見えてしまいます。特に天才幼女とかデカ無口少女などはもうどこにでもいる気がします。キャラものに食傷気味の方は最初のキャラ紹介がつらつら続くところでうんざりするかもしれません。久々に読み返してそう感じました。
ギャグ漫画としての面白さは7点、漫画史におけるマイルストーンを打ち立てた功績で+1点して計8点、ということで。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-05-02 14:35:52] [修正:2009-05-02 14:35:52]