「elsa」さんのページ
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---そんなにたくさん読むわけではないです。読む量でいうと小説のほうが圧倒的に多いです。「はずれ」を引きたくないので参考にさせてもらってる以上は、多少でも貢献しなければということで書かせてもらってます。
できれば完結してから書こうと思ってますが、我慢できないこともあるみたいです。
井坂幸太郎が好きなので、帯に惹かれて「刻刻」を読んでる最中です。
ストーリーの軸は医局政治。
しかしそれを取り巻く登場人物の多くが主人公と呼べるような
それぞれの物語を持っています。
だからすごく感情移入しやすい。
主題である医局政治を野口、加藤の関係で描く。
もうひとつのテーマと思える研修医伊集院の成長譚。
その2つを朝田の存在がうまくつなげています。
ついでに産婦人科医の不足や女性医師の働きにくさ、研修医制度の問題などの様々な医療制度問題や社会問題にもさらりとふれています。
これらがとてもリアルに感じられるのは、やはり人間が描けているから。
木原の決意。
ラストメッセージとして、最高だったと思います。
最初から最後まで読んでこそ、伝わってくるものがあった。
「医療漫画として」というくくりは不要。
私の中では間違いなく最高の漫画のひとつです。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-08-16 21:32:49] [修正:2011-08-16 21:32:49]