「プリ」さんのページ

大好きな作者で発表された作品はほとんど読んでいるのですが、
このいつもポケットにショパンは今でも作者の代表作のひとつと
言われるほど有名なもののようです。

作者のあとがきか何かで、「なんでこんな派手な話に
なっちゃったんだろう?」というようなコメントが紹介されて
いました。
たしかに作者の他の作品と比べるとドラマチックな感じが
強い印象を受け、あまり好きではないのだろうなぁ、と
いうのも何となく分かるのですが、
一般的には見事に面白いので、夢中になって読みました。

主人公の麻子の内面的な成長を通して、目に映る世界も変わっていく
様子にものすごく影響を受け、今でも物事を見る上での
自分の基盤になっているように思います。

またこの作品の影響でクラシックも聴くようになり、
作中に登場するショパン、ラフマニノフが好きになりました。

私の中で音楽マンガといえばこの作品です。


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[投稿:2014-03-23 01:01:09] [修正:2014-03-23 01:15:21]