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7.31点(レビュー数:16人)

作者さそうあきら

巻数4巻 (完結)

連載誌漫画アクション:1997年~ / 双葉社

更新時刻 2012-06-29 15:57:39

あらすじ 浪人生・菊名和音は栄光音楽大学を目指しているものの、「合格は無理」と言われていた。そんなある夜ボートを漕いでいた和音は野球ボールを捜しにきた少女・成瀬うたと知り合う。勢いでうたに部屋に上がりこまれる和音だが、彼女は和音のピアノから聴いたことも無いような素晴らしい音色を奏でたのだ……。 (Wikipediaより)

備考 文化庁メディア芸術祭・優秀賞、および手塚治虫文化賞・マンガ優秀賞をダブル受賞。

2007年に実写映画化された。

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神童のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全14 件

8点 ジブリ好き!さん

無駄なものは描かず最小限の情報を。
漫画らしくキャラは記号に。けれど2人の主人公はのびのびと自由に。
なんとも漫画らしい漫画だと思います。
決して画力が低いとは思いません、少なくとも表現力で補える範囲かと。仮にも実技試験のある京都精華大学マンガ学部マンガ学科の准教授ですしね。

『のだめ』『ピアノの森』と比較されがちだけど土俵は違います。
前半の野球部分、漫画じゃよくあるパターンだけど、正直あまり好きではないです。けれどそれを含めて、全体のテンポが良い。
特筆すべきはやはり後半部で、特に4巻(文庫版3巻)の流れるような展開は素晴らしいです。

全てが音で表現され、音で感じ、音で見、音に生きる世界観。
うたとわおが求めた音、得た音、すれ違う音、行きついた音。
名をあげるほどに遠ざかる音、音を失って得た音。

自分もピアノを嗜んでいますが、同じ曲を弾くにしても弾き手次第で全く異なる音が生まれるのは本当に神秘的で奥深いです。
最近では全盲のピアニスト・辻井伸行が有名になっていますが、ぜひ聾者(耳が聞こえない人)のピアニストの音も感じてみてください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-23 00:15:09] [修正:2010-12-23 00:15:09] [このレビューのURL]

6点 とろっちさん

天才少女と冴えない音大受験生との交流、成長を、淡々と、しかしドラマチックに描いた作品です。

どうしても画力が足を引っ張ってしまっている印象が否めないですが、
実は読んでいるうちに結構慣れてきます。

うたも和音も、努力、苦悩があまり描写されておらず、物足りなさが残るのが残念です。
3巻の後半から物語は素晴らしい盛り上がりを見せるだけに、前半の野球の話がちょっと助長かも。
ただ、短い巻数で綺麗にまとめ、終わり方も秀逸なこの作品、なかなか心に響きます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-11 21:10:48] [修正:2010-01-11 21:10:48] [このレビューのURL]

6点 mangaさん

普通におもしろかったです。
否定的な意見が多い「絵」に関しても私は苦になりませんでした。
まあ暇つぶしにはなるかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-03-20 15:13:38] [修正:2009-12-30 15:12:31] [このレビューのURL]

7点 あんりさん

音楽描写が
「ピアノの森」や「のだめ」より良かったと思います
もしかしたら音楽玄人向けかもしれません

ラストは感動しました
もう一度読みたいです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-25 12:14:05] [修正:2008-06-25 12:14:05] [このレビューのURL]

9点 チャドさん

たった4巻とは思えない濃い内容。
ワオとうたの心のつながりが泣ける。
平凡な大人と、天才の子供
それぞれの成功と挫折。
そしてあのラストシーン。
イヤミ無くさわやかに泣かせてくれる作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-23 10:01:48] [修正:2008-02-23 10:01:48] [このレビューのURL]

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