あらすじ 南北戦争後のアメリカで悪名を轟かせた実在の人物マイラ・ベル・シャーリー(1848-1889)をモデルとしたヒロイン、ベルがインディアンとの混血の青年、サム・スタアと出会い、サムの妹2人と共にスタア家の借金返済のため現金輸送列車を襲撃するウエスタンガンアクション。
備考
当初、ワニマガジン社「アクションヒップ」にて創刊号〜7号(廃刊)にて連載されていたが、同誌廃刊に伴い富士見書房「コミックドラゴン」で連載が続いた。最終的にコミック(単行本)については1〜2巻は富士見書房から出たものの、後に角川書店より1〜3巻全てが再発行された。
また、2008年6月〜7月には出版社を白泉社に移しジェッツコミックスとして刊行された。
この漫画のレビュー
8点 ITSUKIさん
「日本一薬莢を描く漫画家」の異名を持つ伊藤明弘の代表作。
伊藤明弘の作品群では完結していて一番良いと薦められたので購入しました。
序盤に人間関係を把握するのに少し苦労しましたが、それ以外は特に文句をつける所の無い素晴らしい西部ガンアクション漫画だと思います。
特にこの作品のメインである3巻の列車強盗の巻は圧巻です。見事な構成でした。
作者曰く「読んだ後に何も残らないけど読んでる間は楽しめる様なB級アクションを目指した」らしいです。個人的には見事に成功しているんじゃないかなと思います。
ちなみに、白泉社からの新装版を買う事をお薦めします。
ひとつは個人的な好みなのですが本のサイズ。新装版の方はいわゆる青年誌サイズとなり、カバーも豪華です。
旧版ですと表紙の絵が若干古臭いですし、やっぱり紙が茶色い状態で読むと少し絵柄的な時代を感じるかなと思ったので。
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[投稿:2010-01-17 00:32:14] [修正:2010-01-17 00:32:14]