ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングマガジン > グリーンヒル

5.93点(レビュー数:15人)

作者古谷実

巻数3巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:1999年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:34:50

あらすじ 『稲中』の古谷実プレゼンツ、ねっちょりGAGが青春全開フルスロットル☆――童貞生き腐れマンの関口(19歳)は、バイク乗りの激マブ嬢=みどりにZOKKONラブ!! “無免許&無バイク&無知識”のくせにガツガツモードに変身し、みどりの属するバイクチーム「グリーンヒル」にむりやり加入することに。しかしそこは、胸毛ボンな金満ニートに暴力硬派男、『僕といっしょ』のイトキンそっくり(!?)な男たちなど……猛獣ライクなハンパ者たちが、“バイク愛”に生きる聖域だった!!

シェア
Check

この漫画のレビュー

5点 a6a6さん

グリーンヒルから古谷に入る人なんておそらくいないでしょうから思う存分他作品と比較してみると、

ストーリー、ギャグのキレ、キャラ、爆発力、どれを取ってみてもこの漫画は稲中や僕といっしょに及ばないんですよ。

だけどだからこそ、圧倒的なけだるさがこの漫画を席巻している。

古谷漫画には閉塞した状況でもがく若者という共通テーマがありますけど、稲中・僕といっしょは(もっと言えばヒミズやシガテラでさえも)ストーリーが面白いせいでリアルな絶望感がない。

けれどこの漫画の登場人物たちは終始退屈しているのが凄くよく分かるんです。
何せ生産性のある人間が一人も出てこない。
その負のオーラは読者にダイレクトで伝わってくる。物語を彩る負じゃなくて、正真正銘の負です。作中では"めんどくさい"とも呼ばれているアレです。

稲中読んで中学に戻りたいとか、イトキン達を見てホームレス生活に憧れるとかはあると思うんですけど、
この漫画を読んでグリーンヒルに入りたいと思う人は一人もいないでしょう。それがこの漫画の全て。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-20 01:15:11] [修正:2013-03-20 01:15:37]

グリーンヒルと同じ作者の漫画

古谷実の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊ヤングマガジンの情報をもっと見る