ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングサンデー > さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II

6.77点(レビュー数:9人)

作者北崎拓

巻数11巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:36:29

あらすじ 女性上位の環境であがく化粧品会社営業の23歳・阿川宗則の部屋を、15歳くらいの見知らぬ少女・天海玲菜が訪ねてくる。その目的は………“阿川さんにキスしてもらう”こと!?ありえない状況、読めない展開、けどリアルな心理描写に熱狂的な支持が集まる、僕らの時代の恋愛物語! この時代、恋の神様(Cupid)が悪戯心に選んだ男女に起こる恋の物語。

備考 『クピドの悪戯 虹玉』に続く「クピドの悪戯」シリーズ第2弾。
「週刊ヤングサンデー」にて連載開始され、休刊に伴い「YSスペシャル」で完結編が連載された。

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この漫画のレビュー

8点 漫画初心者さん

思えばこの作者さんの漫画に出会ったのは小学校の時で、本屋の新刊のコーナーで表紙を見て買った「ふたり」という漫画でした。
あれから20年ぐらい経ちましたが、小学生の自分にとって印象深かったのか北崎拓という作者の名前ははっきり覚えていました。
そして最近時間ができた為、読む本を探していた時にこの作者を思い出し「ふたり」以降の漫画をすべて読みました。

どれも楽しく読みましたが、なかでもこの「さくらんぼシンドローム」の完成度はストーリー設定、展開、キャラクター含めてダントツで良かったと思います。

ある酵素を取り入れないとどんどん若齢化していってしまい最後には消えてしまうという奇病に侵された少女が、主人公とその上司である主人公の彼女と出会い3人の人生を動かしていく、というストーリー設定です。

ユーモアのある描写もありますが、ラブコメというジャンルではなくストーリー重視で恋愛や人間愛などがテーマになったシリアスな部分の多い漫画になっています。

説明はしませんが主人公の彼女である麻生さんは非常に魅力的なキャラクターで心理描写も丁寧で感情移入してしまいました。

この作品で最も気に入った部分は、麻生さんが嫉妬しながらも少女を受け入れていく人間愛の部分と、もう一つは「運命」という言葉のとらえ方(自分には斬新でした)です。

睡眠不足になど気にせず一気に読んでしまいました。オススメです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-19 00:03:09] [修正:2011-02-19 00:03:09]

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