ホーム > 不明 > 少年 > 鉄腕アトム

8点(レビュー数:4人)

作者手塚治虫

巻数21巻 (完結)

連載誌少年:1952年~ / 光文社

更新時刻 2011-04-16 01:18:13

あらすじ 2003年4月7日、科学省長官・天馬博士は交通事故で死んだひとり息子・飛雄にそっくりのロボットを、科学省の総力を結集して作りあげた。天馬博士はそのロボットを息子のように愛したが、やがて成長しないことに腹を立てそのロボットをロボットサーカスに売り飛ばしてしまう。サーカスでアトムと名づけられたロボットは、新しく科学省長官になったお茶の水博士にひきとられ、その10万馬力のパワーと持ち前の勇気で敢然と悪に立ち向かっていく。

備考 各出版社から様々な形で単行本が出版されている。
上記巻数は朝日ソノラマ刊のものに準拠。

シェア
Check

この漫画のレビュー

9点 鹿太郎さん

漫画史をひも解けば必ず目にする古典中の古典。
浦沢先生によるリメイクも話題ですし漫画基礎知識としてぜひおさえておきたい作品。

初期手塚の代表作なので作品を通して手塚先生のレベルアップが画風・作風ともに感じられます。
ペンタッチがどんどん洗練され、より美しく滑らかな描線へと進化していく様はそれだけでも一見の価値あり。

それでも後期の手塚先生の作品と比べると細かい設定部分や古さゆえのビジュアル面など欠点あげつらうことも出来なくは無い。
アトムの等身なんかもエピソードや時期によって成長したり退化したりしていますし。
しかしそんなことはこの作品が持つ歴史的な価値に比べたらあまりにも瑣末なことでしょう。

この作品のロボットと人間を通して人種差別うんぬんへの問題定義というのは今でも現役のテーマであるし、もしかしたらこれから先も解決されることの無いずっと普遍のものなのかも。
アトムと違って人間は成長しないなあ・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-13 17:39:53] [修正:2007-01-13 17:39:53]

鉄腕アトムと同じ作者の漫画

手塚治虫の情報をもっと見る

同年代の漫画

該当なし

少年の情報をもっと見る