ホーム > 少年漫画 > 週刊少年チャンピオン > 舞-乙HiME

6.5点(レビュー数:2人)

作者佐藤健悦

原作矢立肇 シナリオ:樋口達人+吉野弘幸

巻数5巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:2005年~ / 秋田書店

更新時刻 2009-11-25 06:37:26

あらすじ 高貴な人々をサポートするプロフェッショナル、通称オトメ。オトメ養成学校ガルデローベを舞台に夢とロマンの物語が開幕。

備考 舞HiMEシリーズメディアミックス作品の第二弾。前作と同様にキャラクター、ストーリー、設定などアニメと若干異なる。なおシナリオの吉野弘幸氏はアニメ版での脚本を勤めている。

シェア
Check

この漫画のレビュー

なんと言ってもアニメで主要キャラだったマシロを男性化して
主役に抜擢した発想の勝利に尽きる。
フェミニンな男性萌えが徐々に表立ってきたとはいえこの大胆なキャラ設定は
今後、イヤミの無いハーレム漫画の新機軸として各方面で積極的に取り入れられるんでしょうなあ。
あと、何か恨みでもあるのかと思うくらいとことん非道に描かれているセルゲイ少佐は何なんだろうw

絵に関しては作画担当の佐藤健悦氏の特徴である美麗かつきめ細やかさな描写が今回も健在。
毎度毎度お色気シーンがお色気シーンに見えない(笑)という欠点がありつつも
前作のようなキャラの崩れ顔は解消され、着実に力をつけていることが伺える。
特にラスボスとの最終決戦の描写の力の入れようは圧巻の一言。

もちろん欠点もある。まず何よりアニメとほぼ同時進行でやらなきゃいけない制約が
あるせいで展開が速い。シナリオにアニメ製作スタッフが本格的に参加しており
前作ほどとは言わないまでも、やっぱり進行は唐突過ぎる印象を受ける。
ネタを知ってる状態でもそうなのだから、おそらくこの漫画だけでシリーズ未読の場合、
半分も楽しめないのでは…
あと、あまり言い出来とは言えなかった前作(漫画のね)ネタを引きずってたのは
ちょっと失敗だったかな。まあアニメでもやってたしそこはお約束と見ればしょうがないか。

…と長短所それぞれ挙げたところで総じて6点。
こういうコミカライズ作品の場合、大抵が本編(アニメ)に比べ見劣りするような出来になるが
これはこれで独立して魅力を引き出しているというなかなか珍しい作品。
絵の違いに多少戸惑うかも知れないがアニメだけ視聴してる方には試してもらいたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-24 00:40:45] [修正:2008-06-24 00:40:45]

舞-乙HiMEと同じ作者の漫画

佐藤健悦の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年チャンピオンの情報をもっと見る