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7.36点(レビュー数:80人)

作者八木教広

巻数27巻 (完結)

連載誌ジャンプスクエア:2002年~ / 集英社

更新時刻 2011-04-04 21:53:34

あらすじ 妖魔が人間を襲う世界、彼らに太刀打ちできるのはクレイモアと呼ばれる半人半妖の女戦士たちのみだった。彼らは普通、街に雇われて妖魔退治を行っていた。この話はその中の戦士,クレアの物語である。

備考 当初は月刊少年ジャンプで連載されていたが途中で休刊となったため、週刊少年ジャンプで番外編が数回掲載された後、ジャンプスクエアで連載再開した。

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この漫画のレビュー

7点 臼井健士さん

「エンジェル伝説」でヒットを飛ばした八木先生の最新作。
ダークな世界観を持つ中世風のファンタジーです。
妖魔という怪物が蔓延る世界で人間はその存在を脅かされつつあった。
そんな妖魔を大剣を携えて狩る存在が「クレイモア」と呼ばれる女性戦士。
その身に妖魔の血を注入し、言わば「半人半妖」の存在となることで、人外の力を手に入れた。

人間とかけ離れた存在となった彼等は「組織」の命を受けて、今日も妖魔討伐のために東奔西走する。
そんなクレイモア47人のうち、実力では最下位のナンバー47に位置する戦士・クレアを主人公として物語の幕は上がる。
妖魔とクレイモアの存在の理由はちょうど「コインの表裏」のような切っても切れないもの。
自分自身の存在理由を探るための旅、戦いはやがて「組織への反乱」へと繋がる一本道になる。

お話としてはクレイモアという組織自体の「内部抗争」に纏わるものというのが大きな道筋です。
だから、「常時47名いる」といわれる女戦士・クレイモアが入れ替わり立ち代り次々と登場するため、
登場人物の把握が難しく混乱します。女性ばっかり!

ファンタジーといえば、夢と希望。魔法と妖精みたいな明るい世界観を連想するかと思いますが、
これはどちらかというと「ベルセルク」に近い作風。
しかし、八木先生の画の雰囲気と作品の持つ世界観の雰囲気が非常にマッチしていることもまた事実。

エンジェル伝説を上回るヒット作になったことは確実です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-08 21:38:27] [修正:2010-07-08 21:38:27]

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