あらすじ 父の死の謎を追う少年飛鳥了。その内に悪魔(デーモン)は人間の理性が無くなったときにその体を乗っ取れるという仮説を打ち出す。親友の不動明を誘い,逆に悪魔の体の方を乗っ取ってやろうという計画を打ち出し,結果として不動明はデーモンの勇者アモンと合体し意識を乗っ取り,デビルマンになった。そして来たるデーモン軍団を迎え撃つ!!
備考
既存の少年漫画になかったエログロ、終末的思想、後半からの凄まじい展開は当時の読者に衝撃を与え、後年輩出された名作には少なからずこれの影響を受けたものも存在すると言われる。
70年代を代表する作品。
また、作者にとってもお気に入りの作品らしく文庫化や豪華版などにされたときには大幅の加筆修正も行っている。
この漫画のレビュー
6点 creさん
ネットでうろうろしているときに、たまたま入ったサイトでべた褒めされていたので読んでみた。ファンならべた褒めするのは当たり前かもしれないが、そこまでの漫画ではなかったかなという気がする。
まず絵がすごく微妙。描き込んであるところはいいのだが、その他の部分でキャラたちの動きを感じられない。
また、具体的に何がと問われると困るのだが、物語全体で古臭いという印象が常についてまわる。古い漫画なんだから古臭いのは当たり前なのだが、この作品よりかなり前の手塚治虫作品を読んでみても、これほどの古臭さを感じることはない。傑作というのはやはり何十年たってもそんな古臭さを感じさせない作品だと思う。
ただ、最近特によくある、人気だから無駄に物語を引き伸ばしてしまおうというようなことがないのは、読み手としてはすごくうれしい。最終巻のスピード感のある展開にはかなり引き込まれた。
6点をつけるのは過小評価しすぎな気もするが、7点をつけるにはまだ何か足りないような気がする。この評価を決めたところには、この漫画を読んでいる途中に休息をはさんだということがある。漫画大好きな俺が5巻程度で休息をはさんでしまうような漫画には、さすがに7点をつけることができない。
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[投稿:2007-08-12 19:33:06] [修正:2007-08-12 19:33:06]