あらすじ 父の死の謎を追う少年飛鳥了。その内に悪魔(デーモン)は人間の理性が無くなったときにその体を乗っ取れるという仮説を打ち出す。親友の不動明を誘い,逆に悪魔の体の方を乗っ取ってやろうという計画を打ち出し,結果として不動明はデーモンの勇者アモンと合体し意識を乗っ取り,デビルマンになった。そして来たるデーモン軍団を迎え撃つ!!
備考
既存の少年漫画になかったエログロ、終末的思想、後半からの凄まじい展開は当時の読者に衝撃を与え、後年輩出された名作には少なからずこれの影響を受けたものも存在すると言われる。
70年代を代表する作品。
また、作者にとってもお気に入りの作品らしく文庫化や豪華版などにされたときには大幅の加筆修正も行っている。
この漫画のレビュー
8点 dollboxさん
ありえない。加筆部分のほとんどが蛇足。
ものすごい勢いとテンションの高さを感じさせる本来の良さが、後から冷静に加えられた部分のテンションの低さによってぶち壊し。
タイムスリップの話なんて収録する意味がまったくわからん。アホか。
読むなら絶対加筆されてない単行本で。
内容のほうはねえ、なんていうか「最凶最悪」としか表現できませんよ、これ。絶対本能で描いてる。
寄生獣、ベルセルク、BASTARD、ザ・ワールド・イズ・マインなんかのエグイ部分をダダダダダダッと叩きつけられた感じ。
とにかく凄いのは、恐怖に扇動された市民がヒロインを襲うシーン。
これは戦慄としか言いようがないです。めちゃめちゃ怖い。
人間の本質を見ますよ、これは。
かなりイッちゃってる内容です。
たまにダサい、絵があまり上手くない、荒い箇所があるという欠点もあるが、あえて気にしない。ヒンズー教徒はギャグだろう。どうでもいい。
わずか5巻ですが、間違いなく名作。
買うなら絶対加筆版"以外"で!!!
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[投稿:2005-12-12 02:46:03] [修正:2005-12-12 02:46:03]