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6.5点(レビュー数:6人)

作者沢田ユキオ

巻数56巻 (連載中)

連載誌月刊コロコロコミック:1990年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:39:14

あらすじ 恐竜ランドに遊びにきていたピーチ姫を新生クッパ軍団にさらわれた大ボケコンビのマリオとルイージ。二人はさっそくピーチ姫を救出するため、旅に出発。その途中、食いしん坊で有名なヨッシーが仲間に加わった!!大ボケ『トリオ』になってしまった彼らにピーチ姫を救いだせるのか!?

備考 ゲーム「マリオシリーズ」をギャグ漫画化した物。

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この漫画のレビュー

3点 ダイナソーさん

[ネタバレあり]

子供時代に読んでいたこの作品をふと読み返して思ったことがあったので。
この作品は昔は好きでしたが、今はあまり好きではないです。

まず、巻が進むにつれてしつこい下ネタや下品なネタに嫌気が差しました。
「スーパーマリオくん」は基本的には笑えるギャグが多いのですが、64編あたりから、やたらとウ◯コなどの下品で幼稚なネタを頻繁に使い出したのにウンザリしました。しかもワンパターンでひねりも無く。
無理やりな聞き間違えやダジャレネタなども寒く、単純にギャグとしてつまらない。

主人公のマリオもあまり好きじゃないですね。
仲間のルイージやヨッシーを勝手に盾にして敵の攻撃を避けたり(身代わり)、やられてる仲間を助ける時に毎度手荒な助け方をしてるのは、正直いただけませんでしたね(それが面白いっていう人もいるでしょうが)。
しかも大体がお咎め無しで済んでしまうので余計モヤッとしました。
変な話、敵キャラが手下などに同じことをするのだったら、「あぁ、まあ悪いやつだからこれくらいするか」と違和感は湧かないのですが。

あと、これは非常に個人的な感想で、気にしすぎかもしれませんが、一部のキャラの扱いが雑すぎ・ひどいと感じました。
自分が読んでいて特に扱いがひどいなと思ったのは、前述したルイージとヨッシーに加えて、ヨッシーストーリー編の「ポチ」ですね(「え?」と思うかもしれませんが)。
本編を読んだ限りだと、ペットであるためか、仲間内でも何か扱いが雑だなぁと感じました(ボケキャラなどキャラ設定は別にいいけど)。
具体的には、パワーアップと称して勝手に改造させられたり、バリアーとして攻撃の身代わりにさせられたりなど...
これがルイージやヨッシーだったら理不尽な扱いなどにツッコミで応酬したり、時にはマリオにやり返したりするのですが、ポチはペットであるためそういうことが出来ないので、どうしても見ていて一方的にやられてる構図になってました。
その点が、同じ扱いの酷さでも前述したルイージとヨッシーに比べて余計に可哀想に映ってしまうのです。
そういう役回りなのかもしれませんが、自分としては気の毒に感じましたね。
総じて、個人的にはどうしても「笑い」より「気の毒・可哀想」という気持ちが先行してしまうシーンがちょくちょくあるのです。

まあ、あくまでこれはギャグ漫画なので、キャラの扱い・性格面などはいちいち気にしたり目くじらを立てるべきじゃないのかもしれません。
純粋にギャグ漫画としては、初期のマリオワールド編・ワリオランド編までは面白く楽しめたのですが、64編あたりからギャグがワンパターンでつまらなくなりました。
以降は惰性で読んでいましたが、下品なネタが顕著になってきたマリオパーティー編あたりでピタリと読まなくなってしまいました。
マリオシリーズは好きなだけに、この漫画・作者さんには正直がっかりしました。
「スーパーマリオくん」はネットでは高評価の声が多いので、こんなこと思ってるのは自分だけかもしれませんが…
長文・乱文失礼いたしました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2023-08-28 18:24:53] [修正:2023-08-28 18:24:53]

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