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4.2点(レビュー数:5人)

作者前川かずお

原作監修:カプコン 脚本:黒田研二

巻数5巻 (完結)

連載誌月刊ヤングマガジン:2006年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:39:19

あらすじ 舞台は法廷。無実の罪を着せられた被告人の依頼を受けて、弁護士・成歩堂龍一は、事件の裏側に隠された真実に、尋問で迫る。すべては「無罪判決」を勝ち取るために。

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この漫画のレビュー

3点 メカざわさん

これはひどい!と、いうのも原作であるゲームがものすごく好きだからである。絵もまあまあ。普通の推理モノ・事件モノとして読むならまあそこそこ読める漫画である。

と、語るからこそ思う。「逆転裁判」として描かないで欲しい。業界的に言うならば作品レイプにもひとしい。多くの人気漫画がドラマ化や実写化で残念な結果となるように、原作が素晴らしいゲームであったにもかかわらず漫画をこのような評価となる作品となってしまったのが、ただただ、惜しむ限りである。

繰り返すが、無難に読む分には普通の漫画である。そう、至極無難。逆転裁判がおもしろいは、事件の内容がおもしろいだけではなく、その事件を裁判という視点で、いろいろなつっこみどころを持ち表現していくのが面白いのだ。つまりは、無理のある漫画化を目指すのであれば、ゲームに負けないくらいの表現が必要なのだ。

だが、私がこれほどまでに残念に思っているのは、漫画だからである。これがドラマ化で失敗したのであれば「やっぱりな」で終わるのだが、漫画の表現力は無限、漫画において失敗するとはなにごとだ!本来もちうるキャラの個性は弱体化し、肝心の裁判シーンのやりとりの表現力は悪いとはいわないが力負けする。漫画の原作者は本当にこのゲームをやったことがあるのか?一度や二度やったくらいじゃゲームの本当のおもしろさは伝わらないよ?

きっと漫画の編集者も苦笑いしながら「無難な作品だね、失敗しなけりゃそれでいいよ」といいながらこの失敗作品を世に出してしまったのではないかと思われる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-17 23:11:07] [修正:2009-08-17 23:11:07]

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