あらすじ
漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」に掲載されている、オムニバス形式の漫画である。
世界観は『空からこぼれた物語』で設定されたパラレルワールドを基にしており、近未来的な月面都市と牧歌的で長閑とした地上が共存した風景がみられる。
上記の作品と大きく異なる点は、水位上昇によって多くの土地が水没していることにある。それも住宅や電線、高層建造物など人間社会の痕跡をほぼ完全に残したまま(すなわち撤去できないまま)であることから、非常に急速な変化であったことが伺い知れる。
(wikipedia)
備考
1巻:水惑星年代記
2巻:続水惑星年代記
3巻:環水惑星年代記
4巻:翠水惑星年代記
5巻:碧水惑星年代記
6巻:水惑星年代記 月娘(ルーニャン)
7巻:水惑星年代記 月刊サチサチ
この漫画のレビュー
9点 ITSUKIさん
良い作品でした。
大石先生の作品の中でも特に描き込みが細かく、SFと日常の両方を魅力的に描けています。
時系列や登場人物もばらばらのオムニバス、かと思いきや後で出てくる話で登場人物同士のつながりに気づけたりしてニヤッと出来ます。
「水惑星年代記 月娘」まで読んで時系列と家系図を整理してもう一度読むとまた楽しいでしょう。
SFなストーリーもありますが、基本的にはその時代ごとの人同士のかかわりだったりが多く、恋愛要素も多いです。
実に爽やかにそれが描けていて気持ちが良いです。
結構思っていた以上に幅広い時代を描いていて、「年代記」の名にふさわしい出来だと思いました。
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[投稿:2010-08-03 00:10:45] [修正:2010-08-03 00:10:45]