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7点(レビュー数:5人)

作者はるき悦巳

巻数67巻 (完結)

連載誌漫画アクション:1978年~ / 双葉社

更新時刻 2009-11-25 06:40:29

あらすじ 大阪の西荻に住む小学4年生の竹本チエは ろくでなしの父テツの代わりにホルモン屋を営む 自称:日本一不幸な少女。 そんなチエをとりまく賑やかな日常を描いた作品。

備考 コミックス64巻 文庫版47巻 番外編あり

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この漫画のレビュー

10点 森エンテスさん

大阪の事を理解したかったら読むべき作品。

漫画としての物語は当然の事ながら、現在まで脈々と続く大阪の風俗を知る事が出来ます。

非常に長い作品で、絵柄も初期の頃の(それなりに)整った形から、終盤は抑えが効かないくらいに崩れてきますけど、内容自体はどこを切っても『じゃりん子チエ』です。

漫画単体としての評価以上に、後世に残すべき作品という気がします。

西原理恵子の『ぼくんち』は貧困や差別と正面から向かい合って描かれた作品でずっしりと心に残りますが、この作品も貧困や差別が溢れかえっている中、「気にせんから気にならんて」と言って流しています。

これが大阪なんだろうと思います。

たぶん、関東以北の地方の方には理解不能な世界でもあるとは思いますが、『こち亀』が東京の下町の風俗を描いた作品だとすると、この作品は大阪の風俗を描き切った作品と言えます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-11-15 21:52:16] [修正:2011-11-15 21:52:16]

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