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3.75点(レビュー数:4人)

作者藤子不二雄A

巻数22巻 (完結)

連載誌月刊コロコロコミック:1974年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:41:26

あらすじ 野生児、猿谷猿丸は天才的な賞金稼ぎゴルファー。ゴルフ場にもぐりこんでは、プレイヤーに戦いを挑み賞金稼ぎに精を出していた。木製の手作りドライバー1本でスーパーショットを叩き出す猿。その才能に目をつけた影のプロゴルファー組織のボス、ミスターXは、猿に次々と挑戦者を送りこむのだが…。

備考 1974年〜1980年に少年サンデー(週刊、増刊)、1982年〜1988年にコロコロコミック(月刊、別冊)で連載された。

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この漫画のレビュー

5点 臼井健士さん

大人のスポーツであり、紳士のスポーツであるというゴルフを「紳士」とは懸け離れた「猿」そのものの少年を主人公にして、大人の熟練ゴルファーを次々と手玉に取っていくという展開が痛快な少年向けゴルフ漫画。

しかし・・・展開は異様だ。「ミスターX」なる覆面レスラーかと思うような怪しい男が率いる「影の組織」が登場して、その刺客が毎回毎回、猿丸を仲間に引き込もうとゴルフ勝負を挑んでくる・・・って何だよ??。影の組織のゴルファー達も個性的な奴ばかりだったが、そんなに上手いのだったら「影の組織」なんていう日陰の組織に入らないで最初から普通にやればいいのに・・・・・(笑)と思ったのは絶対に私だけではないはずだ。中国拳法を学んだ最初の強敵だった男がいたが、どこをどうやったら中国拳法とゴルフとを結び付けられるのだろうか?ヌンチャクをゴルフクラブにしてショットをしていたが、あんなので打っていいの?

そして忘れてはならないのが、敵と同じくらい個性的なホールの数々と猿丸の必殺ショットである。「旗包み」「モズ落とし」なんて超人的なプレーされたらまっとうにやっているプロゴルファーは堪らない。コースも「そんなトンでもないコース作って、他に誰がプレーするんだよ」というようなものばっかり。崖やら断崖絶壁に海、さらには火山か間欠泉が噴出すようなコースもあったような・・・プレーしている場合じゃないって(笑)。18ホールを回るのでひとつのシリーズが長くなるという欠点があった。「奇抜なコース巡り」漫画だったと言い換えても良かったかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-04 14:42:36] [修正:2012-03-04 14:42:36]

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