ホーム > 少年漫画 > 週刊少年ジャンプ > テニスの王子様

3.5点(レビュー数:119人)

作者許斐剛

巻数42巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1999年~ / 集英社

更新時刻 2011-12-05 03:21:41

あらすじ アメリカ各州のテニスJr大会で4連続優勝の経歴を持つ天才少年、越前リョーマ。 アメリカから帰国したリョーマは、テニスの名門「青春学園中等部」に入学する。全国制覇を目指す青学テニス部に入部し、1年生にしてレギュラーとなったリョーマが、様々な対戦校やライバル、時に仲間との試合を経て成長していく物語。

備考 2001年〜2005年にテレビ東京系列にてテレビアニメ化。2003年にミュージカル化、2005年にアニメ映画化、さらに2006年に実写映画化及びOVA化、その他にもテレビゲームやキャラクターCDなど大規模なメディアミックスが行われた。第2部「新テニスの王子様」に続く。

シェア
Check

この漫画のレビュー

大傑作「SLAM DUNK」以降、スポーツ漫画=そのスポーツそのもの魅力を描く事が主流に
なっていたジャンプで唯一?復活した「アストロ球団」「キャプテン翼」「リングにかけろ」
等の流れを継ぐトンデモ超人スポーツ漫画。

ゆえに例え分裂しようがオーラ出そうがテニスのルールとかプレイの醍醐味なんかまだ難しくて
わからないようなチビッコに、ただ単純に「テニスってかっこいい!」って思わせればしめたもの。
実際この漫画(アニメ)の影響で全国のテニスサークルに入るチビッコ達が増えたみたいだし
役割としてはこれはこれで良かったんじゃないかなとは思う。

多くの海外の有名サッカー選手が子供の頃「キャプテン翼」に触発されたように、
将来ウィンブルドンで優勝した選手が「テニスの王子様」ずっと読んでた、という話がやって来…無いか。
常に読者の予想の斜め上を行く展開が大きな魅力だが、前作の「COOL」を見る限りでは
どうやらこの奇抜な発想は天然から来るもののようだ。こういう発想が出来る+実際に描いて
雑誌に載せちゃう様な漫画家はそうそういないので貴重ではある。

ただ主人公他登場人物に熱さとか挫折感から這い上がるとかそういう泥臭い展開が
意図的に省かれたのはやっぱり残念だった。ハチャメチャでもそこら辺のストーリーで
読ませれば多少男性読者も付いて来ただろうに。ある種少年漫画らしい少年漫画でありながら
キャラの魅力を前面に押し出す、「萌え漫画」になってしまったのは
可能性として惜しかったかなあ。ま、ネタとしても充分楽しめるのでこの点数あたりで。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-01-30 23:14:26] [修正:2009-12-03 01:05:23]

テニスの王子様と同じ作者の漫画

許斐剛の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年ジャンプの情報をもっと見る