HUNTER×HUNTERのレビュー
5点 amazonlyさん
・良い点
1話1話情報量が多く密度が濃い。
念を活かしたドッジボールだとか、ゾルディック家vsクロロなど、面白く見応えのあるバトルが多い。
戦闘力では大幅に劣ってるパリストンをジンと対等のキャラとしてちゃんと描かれてるのも凄いと思う。
そこが武力でしかキャラの強さを測れない他のジャンプ漫画との違い。
たまにキャラがリアル調の顔になったりゾクゾクする演出が上手く、G・I編でバーチャルゲームと能力バトルを上手いこと調和させる器用さもあって他の少年漫画とは一味違うのは本当だと思う。
・悪い点
念能力と言う設定が全面的に押し出されてる設定漫画な部分。
ジョジョのスタンドだとか、ナルトのチャクラだとか、あのジャンプ漫画特有のパワーシステム?にそこまで魅力を感じない身としては、どこを読んでも念、念、念ばっかりな本作はあまり好みな作風じゃなかった。
death noteでLを殺せたのはノートの設定ありきだったことや進撃の巨人の始祖ユミル周りの設定がかなりオカルトなオチだったのも少し白けた記憶があるが、この漫画もそんな感じのファンタジーな設定に頼り切ってることが多く、念能力と言う設定が作者の風呂敷畳みに都合のいいように上手いこと作られてるよな〜と思う。アルカの力や死語強まる念でゴンやヒソカが復活とか。
制約と誓約とか言うキャラの意志の強さと戦闘力を比例させる後付け設定もなんだかなぁ。重荷なリスクを背負えるほどの意志の強いキャラクターなんてフィクションなんだから容易に作れる訳だし、ロジカルさに欠けてて頭の良い設定だとはとても思えない。
ブリーチみたいな戦闘を批判していたバトルものとしてどうかと思う。ウヴォーギンやピトーを殺せたのもその設定のおかげでしょ。しかもゴンは自分の持ってる全てを捨てたのに結果死なずに生き返りましたと言うご都合主義。
そもそもこの漫画のG・I編で突然ドラえもんの夢幻三剣士みたいな内容になったりただの蟻退治に10巻以上費やしたり33巻以降ゴンが主人公でなくなり完全に別の漫画にシフトしたりと話の一貫性と主体性の無さが苦手。
それにあのクソほど適当なキャラデザのモブに長々と説明させるあの独特な作風が読んでて苦痛に感じることが多い。
キャラが全員感情の無いロボットに見えてしまって、キャラが喋ってると言うよりかはまるで作者が漫画の中から出てきて色々と解説してるように見えてしまう。
作者が絵を手抜きしがちなのもあって正直アニメの方が絵が綺麗で楽しく見れる。
キメラアント編の化け物と人間の種族を超えた愛()みたいな安っぽいオチも好きじゃない。
メインヴィランの3/4を唐突に出てきたチート爆弾と毒のおかげで倒せましたとか、こんな雑なオチでほんとにファンは納得してるんだろうか。
そもそもカイトと言うキメラアント編まではほぼモブ同然だったキャラに対してゴンがヤンデレみたいな感情を抱いてることに怖さと不自然さしか感じなくて全く感情移入出来なかった。
殺されたのがカイトじゃなくてキルアやジンだったらまだゴンがガチギレ発狂するのも納得出来て同情も出来たのに。
練り込まれたストーリーが売りの割には話のカタルシスの趣を伏線回収やサスペンスドラマやヒューマンドラマに置かずに、ネテロ対王やゴンさんみたいないかにも少年ジャンプなバトルシーンしか大きな盛り上がりがないのもイマイチこの作品が好きじゃなくなった理由の1つ。
ヒューマンドラマやファンタジーな巨大な世界観の構築の魅力と秀逸さで言ったらこの漫画のファンが目の敵にしてるワンピースの方がよっぽど上手いこと描かれてるなって思ってしまう。
キメラアントをあまりにも長くやりすぎたのと作者はどうしてもゴンとジンの再会の感動より暗黒大陸の話の方をやりたかったのか、"ゴンが父親に会いに行く物語"のコンセプトが疎かになってしまったことが本当に残念。
主人公の物語としてはかなり面白みのないシナリオで本当に魅力のない主人公だと思う。
幽☆遊☆白書の投げっぱなし最終回と言い、冨樫先生は良くも悪くもきまぐれで漫画を描いてる人なんだなって思いました。
様々なクリエイターに大きな影響を与え天下の少年ジャンプだろうと休載が許されるほどの漫画史に残る傑作なのは間違い無いのですが、私はこの漫画を好きじゃなくなってしまいました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2022-12-02 18:23:37] [修正:2023-01-31 13:06:21] [このレビューのURL]
8点 鋼鉄くらげさん
サグラダ・ファミリアの完成を見られずに亡くなった人たちの気持ちはこんな感じだったんだろうなという気持ちにさせてくれる作品。
ただ、自分としては、この作品はもうゴンとジンが世界樹の上で語り合っているシーンで無事に最終回を迎えたと思っているので、後はそこから先どれだけ続こうが正直あまり気にしていません。
とりあえず各章の面白さを点数で付けるとすると、
ハンター試験 10点
ヨークシンまで 8点
ヨークシン 6点
グリードアイランド 9点
キメラアント 7点
それ以降 7点(暫定)
という感じです。
さて。休載が多いということで話題になることの多いこの作品ですが、自分は、「休載すること」自体に関してはそれほど問題だと思っていません。というか、どれだけ時間をかけようが話の中身が面白ければそれで良いと思っているので、むしろ毎週休まず連載しているからといって、それがつまらなかったら作品としては意味が無いと思っています。
ただ、休載にも意味のある休載と意味の無い休載があると思っていて、ただ描く気が無い、もしくは無くなったからといって連載作品を途中で投げ出すというのは問題外だと思いますし、それならばいっそ途中でもいいからあっさりと打ち切ってくれた方が読み手としてもある意味では納得できるというか、未練なくその作品と別れを告げることができるので、そうしてくれた方がよっぽどかありがたいです。
果たして、この作品の完結レビューを書くことはできるのか。
ワンピース、コナンと並んで自分が完結レビューを書くことができるのか、悩みの深い作品の一つです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-01-01 20:13:36] [修正:2023-01-01 20:18:10] [このレビューのURL]
7点 バルボッサさん
「めちゃくちゃ面白かった漫画」かな。
別に休載やネーム掲載してようが面白いと思えるのなら点数は高くなるし、実際そういう漫画だった。
でも最近は、上記のデメリットによる心の冷めを上回るほどの楽しさは感じない。
体調不良を押してでも週間連載してほしいとは全く思わないが、昔のような連載の不安定さを差し引いても有無を言わさず読者を魅了するパワーが弱まってるような気はする。
昔の面白さ貯金を徐々に切り崩していっているような印象だが、勿論また盛り返すかもしれないので、取り敢えずの暫定評価で。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-11-14 20:53:16] [修正:2022-11-14 23:34:45] [このレビューのURL]
9点 sorainuさん
0点付けてる外国人が何人かいると思って翻訳したら間違えてベルセルクの評価だったの草
コピペしたのか3件くらい0点で同じ文章書いてたけどHunter×Hunterの評価下げないでほしい
本題のHunter×Hunterの評価ですがほぼ満点
尺のコスパ的にキメラアントは長過ぎたかな
めっちゃ面白いけどね
ヨークシンだけ切り取れば13点くらい付けたい
キャラが良い
登場するキャラはかなり多いのにみんな個性的でブレない
だからこそ敵も味方も死ぬとつらい
伏線もすごい
切りないから書かないけど
個々の感性はあるけどHunter×Hunterを3点以下付けてる人
たぶん分かってないこと多いから解説したい
あと作者がやる気ないとか書いてる人
先生は腰痛患ってんだから黙っといてほしい
それでも週刊で描き続けろっていうなら
まともな神経じゃない
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-11-13 04:33:21] [修正:2022-11-13 04:33:21] [このレビューのURL]
3点 ACEさん
世間で高評価を得ているだけあって大変面白い漫画です。主人公や仲間たちの目的がはっきりと描かれており話が理解しやすいと感じます。ただ再三言われているように長すぎる休載とラフ画掲載はどうなんでしょう。最近はダラダラ話が続いている印象なので中盤くらいまで読むのがおすすめです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-04-23 20:43:05] [修正:2022-04-23 20:43:05] [このレビューのURL]
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