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7.97点(レビュー数:255人)

作者冨樫義博

巻数36巻 (連載中)

連載誌週刊少年ジャンプ:1998年~ / 集英社

更新時刻 2012-10-08 12:25:22

あらすじ ゴンは、死んだと聞かされていた親父が、ハンターとして生きていることを知り、自分もハンターになることを決意。試験を通じて知り合った友人キルアと共に父親を探す旅に出るが、行く先々には様々な冒険が待ち構えていた。

備考 元々は休載こそ多かったが通常連載という形だったが、途中で1年以上休載。その後、不定期連載扱い(何回か掲載した後長期休載と言う形)となった。

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HUNTER×HUNTERのレビュー

点数別:
26件~ 30件を表示/全255 件

9点 さん

[ネタバレあり]

(今更ながら32巻まで読)
王道少年漫画ではあるものの、他とは違う点が多く楽しめました。

・敵組織において信頼し合っている姿、友情を感じ大切にし死んだ事で涙を流す、
そんな姿に戦う相手が"敵"という概念が崩れ"相手"と思うようになりました。
単純な完全懲悪で終わらず、相手側にも戦う理由や守りたい仲間があり、そこに主人公達がぶつかり
葛藤を生み出すというサイクルがとても良い。

・勝つ為にどうすれば良いのかを考え相手を深く分析しようとし合う姿勢に全力感を味わいました。
また、少年漫画なのに自分の命を守る為に戦闘を避けようとする部分にも感動。
運が良いから何となく勝ったなんて事は無く、勝つべくして勝ったと納得できます。
しかも大体相手側の方が圧倒的強さなんて事が多いので感動は倍増します。

・打ち合わせ無しで作戦を進めなくてはならず、しかもそれが命に係わる場面。
仲間がどう動いてくれるか分からないまま行動しなきゃならないという不安を強く感じます。
でもゴン達は信頼しあってるからこんな事ができたのでしょうね。

・主人公サイドが負ける筈無いという常識を覆したりと、先の展開が全く予想できない。
先にも大きく影響する大事な場面ですら敗北してしまうのですからね。
「このこのまま勝って次に進むんだろうなー」なんて思って読んでたので驚きの連続です。

そして、一番好きなのはキメラアント編です。
ゴンとピトーのやり取りと、メルエムとコムギの関係に痺れましたので。

・ピトーとのやり取り
大切なカイトに酷い事した奴が今は必死に女の子を助けようとして、
その必死というのも全面的に降伏し命をさらけ出した状態で、それを知ってしまったゴンの
やり場のない怒りを本当に強く感じる事ができました。
命がけという言葉をピッタリ当てはめる事ができる数少ない漫画。
前まで圧倒的に強かったピトーをここまで追い込めるとは。
あれ程まで緊張しどうすれば良いのか分からないと感じた事は無く感情を揺さぶられ、
そんな演出力に涙が出ました。脱帽です。恐ろしい…。
そんな中でゴンがキルアに「関係ないから」と言ってしまう心理状況も、
それに対するキルアの悲しい表情もダイレクトに心に響きます。

・メルエムとコムギの関係
崇拝され全世界の覇者的存在へとなるであろう王が、
軍儀しか取り柄の無い脆弱な命の女の子に心を乱されているのが何とも興味深かったです。
そして、メルエムの死に際の「コムギという人間に会いたい」という純粋な願いも感情移入ができ
感動する事ができました。

幽遊白書の魅力を全く理解できなかった自分にとっては序盤が少し苦痛でしたが、
キメラアント編が始まる18巻まで頑張って読んで大正解でした。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2015-06-22 09:17:45] [修正:2015-06-22 09:19:20] [このレビューのURL]

10点 ゆーやさん

僕が出会った多くの漫画の中で、一番面白いです。

キャラクターや絵やセリフのセンス、設定の緻密さに脱帽です。

これだけ密度が濃く、クオリティの高い作品が、他の薄っぺらい漫画同様、400円やそこらで買えるのが不条理にさえ思います。

面白い漫画とガリガリ君は多少値上げしていい、というのが僕の持論です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-05-19 18:00:53] [修正:2015-05-19 18:00:53] [このレビューのURL]

7点 さん

[ネタバレあり]

<コミック32巻所持>

初期のハンター試験のときは、ワクワク読み進めていました。
念が出てきた頃からややこしくなるうえに休載が続き、グリードアイランド編あたりで一回コミック買うの止めてしまいました。しばらくして、まとめて読んだら、やっぱりおもしろくて、続きを購入!した直後にアニメ化の発表があって古本価格も高騰したので、自分としてはちょっと得した気分でした。・・・って関係ないですね。

グリードアイランド編はややこしいけど、やっぱりワクワクする展開なのはさすがです。
キメラアント編はえげつない描写も多く無慈悲な感じです。初期のころに好きだったキャラも容赦なく殺されてしまい(しかもアッサリ)、ある意味、漫画っぽくないです。漫画であれば、それなりに人気の高いキャラは瀕死になっても死なないし、亡くなるにしてもそれなりの演出があることが多いです。でもこの漫画にはないです。
ゴンを救うためにキルアが動いたときは久々にジャンプも読んでましたが、その割には解決がアッサリしすぎてて残念でした。

また、連載が止まってしまいましたが、おもしろいことには変わりないので、今度は途中で買うのをやめないようにしたいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-03-24 20:38:15] [修正:2015-03-24 20:38:15] [このレビューのURL]

9点 デビルチョコさん

ストーリー設定が素晴らしい。
作り込まれた物語に引き込まれる。

格闘シーンもただ激しいだけでなく、心理描写を巧みに使い、
バトルシーンにおける新境地が開けたという感じがする。

今はゆっくり休んで、体調が回復される事を願っています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-02-13 10:31:35] [修正:2015-03-15 11:00:06] [このレビューのURL]

9点 kaineさん

一言で言うと魔性の漫画ですね。これは。

正直この作者のスタンスや人間性が批判されるのはとてもよく分かるし、
極めて正当な批判だと思うんですよ。

そりゃ何ヶ月も待たされたり、下書きをそのまんま商業誌にのっけられれば腹も立ちます。

でも、そんな有様を見せられてなお、この作品を支持したくなる圧倒的な面白さが確かに存在するんですよね。

真面目に仕事をしている他の漫画家さんにはホントに申し訳ないけれども、やはり平凡な100冊の漫画よりも、心底面白い1冊の漫画を求めてしまうもんなんですよ。少なくとも私はそうです。

よくスポーツ系の漫画で「性格に問題はあるが素質は超一級の天才」的なキャラいるじゃないですか。
なんだかんだ凡庸な他のチームメイト達よりもそのたった一人の天才の方が有用だみたいなね。

冨樫さんはまさにそんな立ち位置だと思うし、そういう扱いをするからこそ才能をフルに発揮できるなら、別にそれでいいんじゃないですかね。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2015-01-09 02:50:52] [修正:2015-01-09 02:50:52] [このレビューのURL]

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