6.23点(レビュー数:13人)
作者絶叫
原作竹宮ゆゆこ キャラクターデザイン:ヤス
巻数9巻 (連載中)
連載誌月刊コミック電撃大王:2007年~ / メディアワークス
更新時刻 2010-10-11 15:10:02
あらすじ 桜舞う4月の新学期。目つきの悪さ以外はいたって普通の高校2年生・高須竜児は、想いを寄せる櫛枝実乃梨と同じクラスになり、これからの1年に胸をときめかせていた。 順調な滑り出しをしたかに見えた竜児の新学期ライフだったが、ちっちゃいのに凶暴獰猛、校内最高ランクの危険生物と目されて、「手乗りタイガー」と恐れられていた逢坂大河と出会った事から一変する。 そんな大河の知ってはいけない秘密を、ふとした事から竜児は知ってしまい・・・・・・。
備考 同名のライトノベルを漫画化した物。「月刊電撃コミックガオ!」で連載開始され、休刊に伴い「月刊コミック電撃大王」に移籍した。
この漫画のレビュー
4点 鋼鉄くらげさん
原作の「とらドラ!」は面白いです。自分が今までに読んだラノベのトップ5に入るくらいに好きな作品です。
アニメの「とらドラ!」も面白いです。自分が今までに見てきたアニメのトップ20に入るくらいに好きな作品です。
ですが、漫画の「とらドラ!」は微妙です。正直、自分が今まで読んできた漫画のトップ100にも入らないんじゃないかと思います。
同じ原作を題材としてアニメや漫画にしたはずなのに、なぜ漫画だけが面白くないのか?
その理由を自分の意見として言わせてもらうと、漫画はアニメに比べて情報量が少なすぎるため、アニメと比較すると、どうしても見劣りしてしまう部分が多いからだと思います。
漫画とアニメの情報量の違いを大まかに挙げると次の三点。
「音」、「色」、「動き」。この三つです。
アニメには登場人物の「声」があり、演出の「音」があります。視覚でしか捉えることのできない漫画とは違い、二つ目の五感、つまり「聴覚」で観る者の耳に強い印象を与えることが出来るわけです。
しかし。それでは「視覚」の上で漫画はアニメよりもアドバンテージを上げることが出来るのかと言えば、それは勿論ノーになります。理由は「色」そして「動き」が、アニメでは「視覚」としての情報で観る者の脳内に漫画よりも、より強い刺激を与えることができるからです。
ですがここで不思議なことに、漫画が原作となった他のアニメは、そのほとんどが面白くありません。これだけアニメの方がアドバンテージの大きい状況の中で、なぜアニメの方がつまらなくなるのかと言えば、それはおそらく、アニメの特性と連続性を活かしきれていないからだと思います。ただそれを、ここで論じるのは脱線になるので割愛します。
結論として、「とらドラ!」は「アニメ→原作」もしくは「原作→アニメ」の流れで知っていくのが無難であり、漫画はファンのための補完材料という形でいいのではないかと思います。正直、漫画は微妙です。
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[投稿:2012-01-27 23:29:17] [修正:2012-01-27 23:29:17]