ホーム > 青年漫画 > ヤングマガジンアッパーズ > 史上最低のレガッタ

10点(レビュー数:1人)

作者塀内夏子

巻数3巻 (完結)

連載誌ヤングマガジンアッパーズ:2003年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 00:44:28

あらすじ ある体質の為に、子供の頃から苛められ最低な生活を送って来た主人公、小仲居ミチオ。
ある時、「希望の家」という少年院に入れられることになったミチオは、そこで突然「ボートに乗れ」と言われる。
9人で一艘のボートを漕ぐレガッタ。
この「希望の家」を出るには組になった者たちと協力し、定例レガッタで2km6分の成績を出さなければならない。
諦めてしまったらそこで終わり。
…果たして彼らは「希望の家」を出ることが出来るのか?

シェア
Check

この漫画のレビュー

10点 わんずさん

小さいときにJドリームを読んで、この作者のマンガが好きになりました
自分もサッカーをやっていたので、夢中になって読んでいました

先日古本屋へ行き、マンガをあさっていたところ、塀内夏子の名前が目に飛び込んできて、3巻完結だったので衝動買いしてしまいました

読んでみたらこんなにおもしろいマンガが有名ではないことが不思議なくらいおもしろかった、というのが率直な感想です

9人の少年たちが力をあわせていく、というのがメインの話ですが、各々が心に抱える問題や葛藤が複雑で、そこら辺をじれったく、感情的に表現するのがこの作者のうまいところなのかなと思います
そもそも、少年院×レガッタというテーマがいいのかもしれません
3巻という短さですが、内容はとても濃いですし、暗い話題もありますが、ラストに向かうにつれての盛り上がりは圧巻です
ボートのスピード感もよく感じられます
読み終えるまで一気にページをめくらされるような感じです



この短さでけっこうな内容をつめていても重くないし、一気に読めてしまう
面白い、と自信を持って言えると思います
塀内夏子の隠れた名作です

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-25 00:53:30] [修正:2010-03-25 01:07:34]

史上最低のレガッタと同じ作者の漫画

塀内夏子の情報をもっと見る

同年代の漫画

ヤングマガジンアッパーズの情報をもっと見る