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5.11点(レビュー数:160人)

作者岸本斉史

巻数73巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1999年~ / 集英社

更新時刻 2012-08-24 18:23:59

あらすじ 忍の里・木ノ葉隠れの里の少年・うずまきナルトは忍者学校(アカデミー)の超問題児。毎日いたずらばかりして、イルカ先生に怒られている。その上、学校では落ちこぼれで卒業もおぼつかない。だがナルトには、里の忍びの長(おさ)・火影(ほかげ)の名をついで、里一番の忍者になるという夢があった。しかし、そんなナルトを見る里の大人たちの視線は冷たい。実はナルトには出生の秘密があった・・・

備考 本編終了後、外伝「七代目火影と緋色の花つ月」が短期連載(全1巻)された。

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この漫画のレビュー

5点 トルネさん

飛ばし飛ばしではありますが、長らくアニメを見てました。
バカな主人公が馬鹿なライバルを連れ戻すために仲間と共に成長していく。
という大きな核のもと、かなりの数の映画化もされてて子供人気もあるようだし割と子供向けの作品だと思ってました。第2部を読むまでは・・

第1部は非常に少年漫画らしい物語で子供にも受けやすいと思います。
テンポもいいし一部の頭脳戦などは特にいい出来で大人も楽しめると思います。
この第1部が自分がイメージするNARUTOです。

第2部は平和に対する考えや親愛なる人に対する想い・負の感情の連鎖などのテーマ
政治を中心にした考えがだんだんと表立ってきて意外と奥が深いです。
「いつまでも子供じゃない」と、成長した主人公たちを取り巻くように物語が進んでいきます。

これは単に子供向けではないな・・と考えを改めましたが、あくまでテーマに限った話です。

精神的に成長しきれていない主人公と負の感情に取り付かれたライバル
そしてご都合主義な技の数々
これらが鼻につくようになったのがこの第2部でした。

人を蘇らす技は特にひどい。
敵の能力はもはや忍術とかそういうのの粋を超えていると思います。
それに合わせるように主人公は強くなりライバルも強くなっていきます。

しかしながら一貫した能力で戦う主人公の仲間たちの活躍がしっかりと描かれてるのが救いで、特にインフレを感じることもないです。
主人公がいない戦闘のほうが面白いという感じになってます。


長々と書きましたが1部2部合わせてみると割りと楽しめています。
冒険漫画ではなく閉鎖的な世界での話しなのでダレてくるのは仕方ないとは思いますが、第1部の中盤以降も作中の世界観をどんどん広げていってキャラを掘り下げつつ今の展開があれば良かったんではないかなと思います。
それが惜しいです。

どう完結するのかが楽しみな漫画でもあります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-02 23:32:27] [修正:2012-01-02 23:37:51]

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