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8.59点(レビュー数:215人)

作者三浦建太郎

巻数40巻 (未完終了)

連載誌ヤングアニマル:1989年~ / 白泉社

更新時刻 2012-10-21 09:38:28

あらすじ 身の丈を超える長大な剣を自在に操り、「使徒」と呼ばれる人間ならざる者を屠る「黒い剣士」ガッツを主人公とする大河ファンタジー。ガッツはある宿命に憑りつかれて、狂戦士のごとく剣をふるい、闇にうごめく化物どもと死闘を繰り広げる。その目的は、無為に殺された仲間たちの復讐と、大切なものを護るということ。二つの重荷を背負い、五人の守護天使ゴッドハンドを探し出すガッツは、その下に従う人外の存在、使徒との闘いの中で、運命に翻弄されつつも必死にあがく。

備考 途中から月1連載となった。

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この漫画のレビュー

9点 FSSさん

[ネタバレあり]

この漫画を読む人なら誰もが思うように、「黄金時代」から「鷹の団全滅」までなら間違い無く神漫画だった。10点でも足りないくらい。

それが半強制的な長期連載による引き延ばしのせいで、ダラダラと着地点を見失ってしまっているのが現在の状況(まあ、ピークを過ぎてしまったとは言え、それでも全体の評価として5点以下はあり得ない作品だが)。

ただ、連載当初はたぶん作者自身もここまで人気が出るとは想定しておらず、「ガッツの復讐劇」という基本設定を除けば、「鷹の団全滅」以降の事は、ほとんど考えていなかった可能性がある。

「人」でしかないガッツが、「人にあらざる者」たちに対して血反吐を吐きながらも「人のまま立ち向かう」というテーマこそが大事なはずだが、普通の使途なら何とか戦えても、さすがに生身のままではゴッドハンドとは戦えない。その彼我の差を埋めるために、最近では「狂戦士の甲冑」とか「喚び水の剣」なんて便利アイテムが出てくるが、あまり超常的な能力による変なパワーアップは止めて欲しい。

その辺の困難と矛盾をどう消化し、納得の行く決着を付けられるかが今後の課題。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-17 21:13:55] [修正:2008-02-17 21:13:55]

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