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6.93点(レビュー数:16人)

作者大友克洋

巻数1巻 (完結)

連載誌アクションデラックス:1981年~ / 双葉社

更新時刻 2011-10-20 14:23:02

あらすじ 超能力が殺人のチェイスを始めた!ペンと墨が構築した超四次元コミック。日本SF大賞に輝く初期大友作品の頂点に立つロングセラー。

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この漫画のレビュー

4点 右から左へ。さん


独特の世界観を持った漫画。作者の代表作にAKIRAがあるが、アニメ版をかなり昔に見たきりで、その漫画は詳しく読んでいない。

この作品、評価ははっきりと分かれると思う。

序盤は、刑事たちの会話や捜査の進捗を背景として、わかりやすい構成となっている。だが、登場人物がなぜ殺されていくのか、理由は特にないのだろうが、全く理解できなかったし、共感することもできなかった。中盤以降は、超能力者たちの戦闘漫画となるが、この破壊衝動はどうにかしてほしい。あまりに理不尽である。殺したかったから殺すという思考は、教育上云々ではなく、一般的な読者は取り残されてしまうのではないだろうか。

もちろん、画力はすごい。とても丁寧で、細部まで描き込まれており、独特の雰囲気を醸し出している。だが、それだけの漫画ではないだろうか。無内容すぎる。心理描写がまるでないのだ。

総じて理解に苦しむところが多いこの漫画、私の理解力不足もあるのかもしれないが、なぜこのように高評価を得ているのか、よくわからなかった。画力が卓越しているため、無内容で不条理な戦闘漫画であっても、理屈抜きに楽しめる人は楽しめるのかもしれない。

だが、私には雰囲気だけの漫画としか感じられなかった。肌に合わなかったと言うこともできるかもしれないが。よって、暇つぶし程度の漫画、4点とした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-12 23:15:33] [修正:2008-10-12 23:15:33]

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