7.16点(レビュー数:18人)
作者藤子・F・不二雄
原作藤子F不二雄プロ
巻数24巻 (完結)
連載誌月刊コロコロコミック:1980年~ / 小学館
更新時刻 2011-01-12 13:08:24
あらすじ ドラえもん映画の漫画版。映画化を前提に描かれており、1話完結が原則となる短編... 続きを表示>>
備考 「のび太と竜の騎士」の翌年に「のび太のパラレル西遊記」が上映されたが、作者が... 続きを表示>>
この漫画のレビュー
8点 punpeeさん
この作品は、大人になってからもう一度読みたくなって、藤子F不二雄完全版コレクションの中の、「大長編ドラえもんシリーズ」セットをまとめて購入しました。
分厚い完全版で、一冊に3作入り、全6巻で藤子F先生が携わった17作品が入っています。
紙質も良く、カラーページも再現、藤子F先生の意向を尊重しての加筆修正も反映されており、素晴らしい買い物になりました。
キャラクターの掛け合いが本当に面白い。
ドラえもんはよくのび太を馬鹿にするし、のび太はのび太でドラえもんをよく馬鹿にする。
スネ夫がたまにジャイアンに生意気な口を聞いていたり、ドラえもんはたまにママに敬語だったり、キャラブレのラフさも面白い。笑
また、原始時代、宇宙、魔境、海底、魔界、動物の惑星、雲の上、絵本の中、
あらゆる世界観を表現しているという点でも、表現力の幅を感じます。
私のベストは雲の上の王国です。
子供向け映画なのに、環境問題を訴え、ラストはバトルではなく、ディベートで終わらすというお見事な締め括り。
また、中盤からドラえもんが故障して完全にポンコツになり、人間サイドのみでの主張だったので、良かった。
終始ドラえもんを守り、介護したのび太。二人の友情にも胸が熱くなりました。
ちないに、ねじ巻きはF先生の逝去もあり、明らかに絵柄が変わっていたので、読んでいません。。。
とにかく、漫画好きな人はもう一度藤子Fに立ち返ってみましょう。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2017-02-27 18:01:31] [修正:2017-02-27 18:01:31]