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7.52点(レビュー数:21人)

作者萩尾望都

巻数5巻 (完結)

連載誌ベツコミ:1974年~ / 小学館

更新時刻 2012-01-19 13:34:57

あらすじ 青い霧に閉ざされたバラの咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う・・・。時を越えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。少女漫画史上に燦然と輝く歴史的超名作。

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この漫画のレビュー

5点 DEIMOSさん

不死のバンパネラと人間との交流を時系列に短編小分けして描いた耽美系雰囲気マンガ。

24年組の中心的存在たる萩尾望都によって、不死の美少年による人間との関わりあい、特に、恋や妹愛等が淡々と描かれる。山なくオチなく意味なく―。
不死の美少年という題材は、世の女性達の妄想ターゲットとしては垂涎ものだろう。同性愛的なシーンもチラホラとあり、BLの萌芽を垣間見ることもできる。
が、それ以上に、この本が出版された当時においては、「時を超えて生き続ける人間ならざるもの」の神秘性と美麗なる描出力こそが一種の衝撃だったのだろうと推察に難くない。
が、現代に改めて読むと、この「雰囲気」だけでは正直楽しめない。もう少し山谷が欲しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-25 00:57:22] [修正:2013-02-25 00:57:22]

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