ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングサンデー > 殺し屋1(イチ)

6.8点(レビュー数:51人)

作者山本英夫

巻数10巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:1997年~ / 小学館

更新時刻 2010-05-23 09:26:19

あらすじ 舞台は新宿歌舞伎町。気弱で泣き虫だけど特製スーツに身を纏うと殺戮マシーンに変化するイチは、残忍で究極のマゾヒストである安生組の若頭・垣原との抗争に巻き込まれるのだが・・・。

備考 読者に「痛み」を感じさせるような意図的な暴力描写と異常な性癖の登場人物達が特徴。

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この漫画のレビュー

7点 フィロさん

泣き虫で気が弱いのに潜在的Sの殺し屋イチと、 どMゆえに痛みに強く嗜虐性のあるヤクザ垣原が徐々に接近していくバトル漫画……ではなく、愛の漫画です。

すべての人を冷徹に駒とみなすジジイを黒幕として進んでいく話には、サスペンス要素があり面白かったです。
殺し屋のお話なので残酷に人が殺されるシーンが多いのですが、むしろ一筋縄ではいかない人の心理について色々考えさせられる部分がありました。
人の見ちゃいけないところを覗き見ているような背徳感に、お前はどうなんだ?と何か突きつけられているような気さえしました。

究極のSとMの邂逅というのを疑似体験できた気分でした。垣原のキャラが際立っていて最高。少しひねくれたものが好きな人にはオススメの漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-03-25 21:34:24] [修正:2017-03-25 21:34:24]

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