あらすじ 遥か上空にある空中都市ザレムの真下を囲むようにして広がるクズ鉄町。そこでサイボーグ専門医を開業しているイド・ダイスケは、ある日スクラップの山から奇跡的に脳髄を良好な状態で保存している少女型サイボーグのかけらを発見した。意識を取り戻しはしたものの、過去の記憶をすっかり失っていた彼女にイドは「ガリィ」と名づける。サイボーグ技術者としての顔とは別に、賞金首狩りとしての裏の顔も有していたイドの姿を見たガリィは、イドの反対を押し切ってハンターを志すようになる。数々のトラブルに巻き込まれるガリィは闘いになるたび、脳裡に隠された記憶の断片を垣間見る。やがて記憶を失う前は火星に発祥した伝説の格闘技術「機甲術」--パンツァークンストの使い手であることを知る。ガリィの過去とは? そしてこの世界の成り立ちに隠された秘密とは?(Wikipediaより抜粋)
備考 続編として、「銃夢 LastOrder」がウルトラジャンプにて連載中。なおこれには「銃夢」が作者にとって不本意な形で終了を余儀なくされ、ひとまずつけた結末にも満足できなかったので、作者自身が結末のある時点より先を「なかったこと」にし、ストーリーを分岐させて新展開を始めたという経緯がある。B5判の愛蔵版(全6巻)が刊行済み。作品完結後に発表された外伝3本が収録されている他、「LastOrder」への流れに合わせて結末部分が差し替えられている。
この漫画のレビュー
8点 gundam22vさん
SFが難解で暗い物語でエグくて面白くなさそうってのがどうしてもあって、題名は知ってはいたのに敬遠していた作品でした。
しかし、海外有名監督による映画化の話題もあって読んでみようかなと思い読んでみましたが想像以上に面白かったですね。
高い画力、迫力あるバトル、独特のSF世界観ながら密度が高くテンポがいいストーリー、バトル要素も面白く、ザレムという天空都市の伏線もあらかた回収して予想外に感動的に終わります。
サイボーグであり主人公兼ヒロインのガリィが魅力的で彼女がグルグルと一見遠回りな冒険をしていくのも毎回編ごとにどこに行き着くんだろうと興味を引いて良かったですね。
終盤に作者が納得していないという話もあり、分岐続編が作られたようですが、急ぎ足ですが怒涛の伏線回収で話も纏めているので、ダラダラ続かずにここで終わって良かったのではと思います。終盤の駆け足のぞいても隠れた名作として高く評価されるべきSF漫画だと思います。
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[投稿:2013-07-15 02:00:46] [修正:2013-07-15 02:00:46]