ホーム > 不明 > 月刊ビッグガンガン > ハイスコアガール

7.13点(レビュー数:15人)

作者押切蓮介

巻数9巻 (連載中)

連載誌月刊ビッグガンガン:2010年~ / スクウェア・エニックス

更新時刻 2012-02-26 01:16:51

あらすじ ゲームセンターに空前の格闘ゲームブームが到来した1991年、矢口ハルオは勉強は出来ず運動もからっきし、人に誇れるのはゲームの腕前のみというボンクラ小学6年生だった。 そんな彼の安息の地であるゲームセンターに乱入してきた凄腕の美少女、大野晶。成績優秀・容姿端麗、ハルオ少年などとは住む世界の違うはずのお嬢様が、どうしてゲームセンターに?  安息の地を奪われ憤るハルオだったが……

備考 作中登場するゲーム作品は、いずれも各メーカー協力による実在の作品群である。しかしSNKプレイモアの了承は得られていなかったらしく刑事告訴されるという一大事となった。一時休載となったが、和解し連載再開した。

シェア
Check

この漫画のレビュー

6点 Scroogeさん

ゲームに没頭していた作者の少年時代のエピソードをベースに、
昭和的なラブコメを足した漫画。

漫画としての面白さは、レトロゲームのあるあるネタとヒロインの暴力。
ゲームネタは丁寧に描かれているので、世代の異なる読者でもなんとなくは解るだろう。
おしとやかなヒロインが突然ムチャをするのは、絵ヅラが面白いのと、
無口な人間の内面を垣間見るようで、ヒロインへのときめき度を上げる効果がある。
クラスの誰も知らないアイツの正体を俺は知ってるぞ、というところか。

しかしながら、そのヒロインが何故主人公に好意を抱くのかについては、かなり乱暴。
唯一のゲーム友達だったから、というのは初恋の理由には十分だが、
作品をまわしていくにはキツイ。昭和ラブコメの難点だろうか。
単行本1巻の終盤で、それに対する措置がとられるのだが、さて2巻以降はどうするのか。

雑考:「ピコピコ少年」と「ハイスコアガール」
より直接的に自伝として描いた「ピコピコ少年」といくつかのエピソードが被っている。
ピコピコ少年を読んでからハイスコアガールを読むと、
ラブコメ部分の作り物感とゲームネタ部分の共感の差異が際立って、
読者としては白けた印象を受けた。
それぞれの作品は何も悪くないので、文句ではないのだが、
やはり勿体無さを感じる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-15 11:16:32] [修正:2012-05-15 11:23:59]

ハイスコアガールと同じ作者の漫画

押切蓮介の情報をもっと見る

同年代の漫画

月刊ビッグガンガンの情報をもっと見る