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5.65点(レビュー数:23人)

作者橘賢一

原作貴家悠

巻数22巻 (連載中)

連載誌週刊ヤングジャンプ:2011年~ / 集英社

更新時刻 2012-04-20 00:27:39

あらすじ 「全く見た事のないものと出会う時、人間は人間ではいられない。」西暦2599年──。火星のテラフォーミングが進行し、その地表は一面の苔とある生物で覆われていた。そして、選ばれし15人の若者達は重要任務の遂行を期待され、有人宇宙船『バグズ2号』に搭乗し、火星へと向かう。かの地で彼らを待つ、想定外の進化を遂げた生物の正体とは…!?

備考 当初はミラクルジャンプにて連載されていたが、途中から週刊ヤングジャンプ本誌に移籍した。

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この漫画のレビュー

7点 DEIMOSさん

[ネタバレあり]

圧倒的画力とはっちゃけた設定によって強烈なインパクトを放つSFバトル漫画。

この漫画がすごい2013男編にて1位を獲得したとのことで、インパクトはさすがの一言。

「火星にて進化したゴキブリと改造人間が闘う」

その一行だけで本作のすべてが説明できてしまうのだが、そのおバカな設定をさもありなんと思わせるだけの「画力」で描いていることが秀逸。そして、ゴキブリにばっさばっさ人類が殺されていくストーリーは、経済力が地に堕ちた日本人にとって、自虐SMプレイとしての快感すら抱かせる。
また、ややもするとこの設定ならば映画・「エイリアン」のようなホラーにもなりえるのだが、そうではなく、真正面の「バトル漫画」調に描いていて、そのあたりは、ヤンジャンらしいなという感想。ゴキブリの造形が完全に「黒人」なわけですが、そんな人種差別的描写をしてしまう「悪ふざけ」も本作に良い意味での勢いを与えているようだ。

陳腐な愛やら友情やらがほどよいスパイスになっていて、無難な構成力が物語の破綻を防いでいるが、トンデモ設定によるデオチ感は否めないので、そう長続きする作品ではないだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-10 20:57:39] [修正:2013-02-10 20:59:26]

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