ホーム > 少年漫画 > 週刊少年チャンピオン > フットブルース

2点(レビュー数:2人)

作者能田達規

巻数1巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:2005年~ / 秋田書店

更新時刻 2009-11-25 06:33:02

あらすじ 野球が盛んなQ島で生まれ育った双子の勇と海が、サッカーに恋をした!! 人気作家が贈る島国少年サッカーまんが!!

シェア
Check

フットブルースのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

1点 即身仏さん

「ORANGE」の成功に過信したとしか思えない位、無駄にハンデを背負いすぎた勿体無い漫画。

連載時に読んでいてフラストレーションの溜まっていく進み方だったし、
(ORANGEの時にも見られましたが)サッカーより野球の方がテレビ放送が多く世間一般に対する認知度の違いを風刺したの影響なのか、野球を必要以上に悪い印象を与える描写が野球好きの読者に喧嘩を売ってるんじゃないのか?とすら思った。
描きたい事を前作で描いた影響もあったかもしれませんが、連載初期の時点で多くの読者を敵に回してしまった事で、この漫画の失敗は決まっていたのかもしれないと思う。

厳しい評価ですが1点、で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-19 23:29:09] [修正:2010-12-11 22:20:33] [このレビューのURL]

3点 鹿太郎さん

[ネタバレあり]

まずこの作品を連載分全て単行本化したならば、おそらく3〜4巻分あったと思います。
まあ、秋田書店お得意の「第1巻の売上げが低調だとそれ以降続刊しませんよ」が発動したわけですが、少なくとも能田先生の前作『ORANGE』は個人的にはサッカー漫画史に残る作品と思っているので、この作品の失敗(と言ってもいいと思う)は非常に残念でした。

本作がフットサル漫画ではなくサッカー漫画であるとしたら、まともな試合描写はとうとう一度も無いまま打ち切られてしまいました。
まず主人公たちのスタート時点の環境が悪すぎる。
サッカー不毛の離れ小島で親父が大の野球好き。
島全体が野球以外を認めない雰囲気(この設定でややもすれば野球ファンが悪役に見えてしまい顰蹙を買ってしまったとも思う)。
しかも、サッカーとの係わり合いがサッカー好きの転校生とプロの試合を一試合見たというだけ。
これはあまりにも希薄すぎるでしょう。
何が主人公たちを動かしているのか、なんでそこまで苦労してサッカーを続けるのかがイマイチ理解できませんでした。

さらに、サッカー漫画の主人公というのは例え努力をテーマに置いた作品であっても、どこかしらに魅力的な武器を持ち合わせていないと物語が動かしにくく、結果なかなか成功に結びつかない。
この作品で言うなら「双子ならではのコンビネーション」だったと思います。
しかし、これが作中で効果的に発揮されない。
それゆえ主人公たちがなんとも特徴の無いキャラクターに仕上がってしまい、作品として不完全燃焼で終わってしまいました。

スタート時点での枷というかマイナス要素が多すぎて、それを引きずりながら助走しているうちにスローなままゆっくりゴールしてさせられてしまった印象。
エピローグでの憧れの選手との世代交代のシーンはサッカー漫画家としての能田先生の魅力が溢れていただけに非常にもったいない作品となってしまいました(単行本には収録されていないわけですが・・・)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-03-30 02:04:58] [修正:2006-03-30 02:04:58] [このレビューのURL]


フットブルースと同じ作者の漫画

能田達規の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊少年チャンピオンの情報をもっと見る