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6点(レビュー数:1人)

作者上村一夫

巻数8巻 (完結)

連載誌漫画アクション:1972年~ / 双葉社

更新時刻 2021-07-09 05:40:55

あらすじ 小さな広告会社に勤める今日子21歳と、フリーのイラストレーターである次郎23歳。ある日、ふとしたきっかけで二人は同棲生活を始める。「ねえ次郎、ずっとこのままのほほんと生きてゆこうね」自由であり、不安定でもある二人の暮らしは愛と性の間で揺れ続け、今日子の精神状態は次第に崩れていく。

備考 原作として1973年2月18日に梶芽衣子・沢田研二主演でTBS系列で放送された『テレビドラマ版・同棲時代』、1973年4月に由美かおる・仲雅美主演により公開された『映画版・同棲時代』。また、この漫画をもとに作られた上村一夫作詞・都倉俊一作曲による大信田礼子の曲。

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同棲時代のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 朔太さん

昭和の竹久夢二のごとく上村一夫の美しい女性画と
もの悲しい心情が映える作品です。
愛だけが生きている根拠でしかなく、それすらも
男女の感情の揺れ、将来への不安でいっぱいになります。
美しいといえば美しい、若さが痛々しいといえば痛々しい。
同棲というテーマを上村一夫の美的感覚で昇華させており、
見事な文芸作品に仕上がっております。
ところどころに挿入される誌も素晴らしい。

上村氏は月産400枚の売れっ子作家だったためか、
45歳で早世されています。
この辺りも大正ロマンを連想させる所以かと思います。
1970年代に素晴らしい才能が存在したことを記憶に留めたいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-10-10 07:55:17] [修正:2021-10-10 07:55:17] [このレビューのURL]


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