あらすじ 今井大輔の短編集。デビュー作、受賞作、未発表作etc...5作品収録。「モノクロイエスタデイ」高校3年。みんな進路を決めていくのに何も選べずにいる岡崎。ある日、同級生のヒロに写真の現像に誘われる。その夜、自転車の二人乗りで連れていかれた場所は畑の農具小屋。中に入ると手作りの暗室になっていた。そこで初めて岡崎は夢へと踏み出そうとするヒロに触れる。小学館コミック大賞入選受賞作。「隙間」妻と別れ、一人息子と暮らすサラリーマンの男に、ある日突然“隙間”が開いた。孤独という条件で、誰にも必要とされなくなった人間に開く“隙間”。その中からこちらを覗く謎の男にサラリーマンの男は隙間へと引きずり込まれていく。今井大輔のデビュー作。
モノクロイエスタディのレビュー
点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件
5点 朔太さん
今井大輔氏の「ヒル」を読んで、この作者の他の作品が
読みたいと思い、探して読んでみた。
初期の短編集なので、完成度は低いが、若い感性というか
気怠さが全体を覆っている。
期待の小さい未来に向かって、なんとか微かな希望を
見つけようともがいている人々のお話、なんて気がした。
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[投稿:2022-08-27 08:57:58] [修正:2022-08-27 08:57:58] [このレビューのURL]