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5.24点(レビュー数:25人)

作者美水かがみ

巻数10巻 (連載中)

連載誌コンプティーク:2004年~ / 角川書店

更新時刻 2010-10-11 15:16:14

あらすじ どこの高校にもいそうな、普通の女の子たちの、まったり、ゆる〜いふだんの生活を描く

備考 4コマ漫画タイトルは、“Lucky Star(ラッキースター)”の意味であり、単行本表紙のロゴにもデザインされている。

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らき☆すたのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全25 件

9点 シマヨトさん

誰が何と言おうと、僕は好きです。
最近よくある小さい起伏が続くタイプの4コマ(この手のタイプの中では結構昔からあったんだけどね)
3巻以降はかわいさの表現に磨きがかかってきて話のテンポが良く続く原作の方が好き、特に
番外編っぽい氷姫とこなたのママンの話はお気に入り。
卒業後も普通に続いてる様だけどこの後どうするつもりなんだろうか…

そもそもコピーという言葉自体良い意味に用いられないのが当たり前だというのは置いといて
この作品があずまんが大王の一世代後の4コマ作品群の中で特徴的な点なのは
物語冒頭から泉こなたというキャラクターが持つ、ある種のメタオタク的な雰囲気だろう。
このキャラは女性という身でありながら性格趣味趣向はモロに男オタのそれで、しかも
父親の英才教育を受けて育った、ある意味超サラブレッドの人間。故にめちゃくちゃアクの強いキャラ。
こなたが雑談の中心に位置すれば当然誰と絡もうがその雰囲気が作品全体にも作用してオタトークも増える。
とにかく受動的なオタクの生態に関してはひとつ残さず描いてる感じがする。
それがこの作品の長所でもあり短所でもある故に「濃い」「狭い」という烙印を押されるんだろう。
まぁそのオタトークも斜め上だろうが堕落しているこなたを容赦なく叩けるかがみが出てこないと締まらないんだけどね。
両者(かがみはラノベ読者)の位置づけを利用して「オタクor一般人」の線引きで遊ぶようなネタもちらほら。
(生態観察という意味ではラノベを進めるかがみとドラマCDを聴くこなたのネタはいかにもな核心に触れてますよね)

その中で日常に潜んだオタの葛藤をこなたの描写を通じて気持ちよく消化できる点はこの漫画の非凡な要素だろう。
好きな作品の人気が出るのは嬉しいけど複雑な気分になるファン心理の話とかいいじゃないですか。
やたら自分を神輿扱いして持ち上げる周りの人間を皮肉ってるみたいで。

こなた以外の、それぞれのキャラの持ち味を加えた日常話も決して出来は悪くない。
ハイテンションで明るいバカキャラの日下部みさおは純粋に微笑ましくらき☆すた唯一の健全な面。
こなたが受動的なオタクであるのに対してひよりが能動的なオタクであるのもカバーが広いです。
定期的に生き恥晒し首の刑に処されるみなみとか、つかさが訳の分からないネタを提供してくれる話とか面白かったなあ。
逆につまらないネタはとことんつまらない。TVに映るあきらを眺める話とか明らかにネタ切れだったのが伺える。

キャラを魅せる技術はかなりのもんだと思いますね、あるあるネタなんて言ってもオタ的なあるあるが多い訳だし
インドアな趣味に無知識な人間でも、作品自体は単純にキャラを楽しむ漫画という面ではかなり秀逸なんで十分楽しめます。
こなたも初期は根暗なオタク臭が凄かったけど、だんだん可愛げのあるキャラになってきたしね。
しかし4コマにしてはキャラが増えすぎた感があり、作者もいくらか持て余してるんじゃないでしょうか。
絵柄に関しては、初期は発展途上というイメージですが巻を重ねるたびに洗練されたデフォルメへと変遷しています。
総じて読み進めてジワジワ来る内容であり、あずまんが大王の後追いグループの中ではかなり好きなタイトルでした。

追記:
この4コマ漫画、学校が舞台でありながら体育祭、あるいは文化祭だとかお決まりのイベントごとが無い。
(その辺りがアニメでは結構追加されてる)
イベントに言及するお話はあるけど、それも学校では授業・休憩時間・HRでの会話が多く、
いわゆる漫画としての状況作りに非日常的な舞台をあまり選ぼうとしない。
こなた達3年生の卒業式でさえ、本当にサラっとしてる。

翻って休日の話を見ても形式的に全くイベントが無いという訳ではないが
やっぱり大抵自宅、友人の家だとかショップにいて、クリスマスはイヴだし海も本番は見せないで次の話に飛ぶんです。というか
そもそも、そういった状況自体を作らずに唐突に会話から始まる事もある。どっちにしろ表立った非日常は抑えられています。
結果的に純粋な日常の会話劇と日常の中の小さな非日常が全コマ中でもかなり大きな割合を占めている。 
らき☆すたは、そういった手法で読者の脳内にキャラクターの輪郭をひたすら刻み付ける事を選んでるんですね。

そんな珍しいモノでもなく単なる手抜きで一蹴すれはそれまでの話ですし(画に関しては手抜きしてる所もありますね)
それが是か否かは大抵会話やキャラの反応が面白いかそうでないかで決まるから良し悪しなんだろうけど
5年間以上それを崩さず続けている、その一貫した姿勢が好きです。
作者にそういった非日常にある状況を描くつもりがないのか描いても技量のたかが知れてるから描けないのかは知りませんが
終始日常の1カットをベースに描いている漫画なんだからどうでもいい話ですね。

逆に学生であることの必然性は気になりますが
仲間内でダベってる雰囲気は読んでいて学生特有のモラトリアムを感じるし、学生であることの意義は感じます。
元々中学生設定で始めようとした所をコンプ読者層に合わせて高校生に変更するよう言われたという話もありますし。

まあ、そんな事考えていても
最後のHRはやっぱグッと来ちゃうよなぁ、あれは。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-07-11 11:27:46] [修正:2009-07-11 11:27:46] [このレビューのURL]

2点 go10hide10さん

高得点をつける奴の心理がわからない。アニメを見ていない人達なのか?

アニメを見てからこれを読むと正直ガッカリする。
柊かがみ(かがみん)は僕のよm(ry と思っていたが、漫画では嫁にする価値がない。
逆にワロタww

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-01-11 22:21:10] [修正:2009-01-11 22:21:53] [このレビューのURL]

2点 ういちさん

4コマなのに笑えないというのは致命的では。
ゆるい日常は嫌いじゃないけど、この作品はひたすら退屈だった。
萌え狙いの作品なのでキャラや絵に魅力を感じない人には楽しめないと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-12-01 00:28:21] [修正:2008-12-01 00:28:21] [このレビューのURL]

5点 もに汚さん

アニメを見てからこちらを見ると落差もあって、少々退屈な感じ。4コマ漫画としてもあまり面白いものではない。
萌えを求めてみるならあり。少々の笑いもある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-05 04:14:21] [修正:2008-09-05 04:14:21] [このレビューのURL]

8点 mayuさん

絵は「萌え」って言うより「かわいい!」ですかね?
私は好き。
すごく読みやすいし、ネタも「あー!あるある!」って感じで共感できます〜(^-^)
これなら電車の中で読んでも恥ずかしくないですよんwww

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-03-30 20:39:20] [修正:2008-03-30 20:39:38] [このレビューのURL]

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