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6.8点(レビュー数:5人)

作者小原愼司

巻数4巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:1996年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:39:46

あらすじ ファンタジック本格高校新聞部コメディ漫画。

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菫画報のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

6点 Leonさん

良い感じに古臭さが感じられる画と基本ギャグだが
どこか幻想的な話が良い感じ。
浪漫倶楽部と通じるものがある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-09-22 18:29:06] [修正:2019-09-19 14:34:31] [このレビューのURL]

8点 Scroogeさん

女子高生スミレの破天荒な日常を描く漫画。
ストーリーやメッセージ性は乏しく、ただ作者の世界観を前面に押し出した作品。

笑い、無力さへの苛立ち、可能性の模索、失った過去への郷愁など、
色々なものをスミレの生活に閉じ込めている。
丸尾末広や初期の椎名林檎のテイストで地に足をつけた感じ。
短編形式と主な舞台を学校にしていることで、
雑多な内容でもチグハグな印象はなく読みやすい。

考える方は大変だったと思うが、またこういった作品が読みたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-24 15:59:52] [修正:2012-02-24 15:59:52] [このレビューのURL]

8点 booさん

 間違いなくストライクゾーンは狭いだろうなぁと思いつつ。でも私を含む一部の人々にとっては、ある意味バイブルと言ってもいいくらい強烈な吸引力を持ってる漫画。
 内容は「本格高校新聞漫画」ということで、いわゆる文科系クラブのゆるーい日常もの。日常とはいってもかなりファンタジックな話も多くて、コメディ色が強い。爆笑を期待するとちょっとあれだが、にやにやしながらまったり楽しめる。

 この漫画が今一つ売れなかったのはよく分かる。まあ大体の人にとっては、他の同じような類の漫画と比べて突出した内容はないだろうし、絵も癖があって上手とは言えない。でも一方で、未だ当然のように絶版中の菫画報(特に4巻は数がないとか)を探しているという人の話もよく聞くこともあって。
 それは多分作者の嗜好が良くも悪くも露骨に出ているのも一つの要因なのだろう。「エログロナンセンス!子供も大人もエンタテイメントの基本はこれよ」という台詞が作中にあるのだけど、これを聞いてピンと来るものがある人なら読んでみるのも良いかもしれない。

 要は子どもの頃に「怪盗二重面相」や「ドリトル先生」、「名探偵カッレくん」あたりに親しんでいて、大人になっても乱歩や谷崎の怪奇小説、ポーの幻想文学、ヴォネガットのSFを愛好しているような、いくつになっても夢の世界に片足突っ込んでいる人にはたまらないものがあるってことで。いわゆるサブカル嗜好の人ってことになるのかもしれない。
 菫画報の菫もそういう人なんだよね。上に挙げたような探偵小説にのめり込み、当たり前の日常の中で非日常を必死に探している。もうここら辺からして自分を見ているようで、ちょっと面映いのだけど。そして現実と違って、この漫画では非日常に紛れこめちゃうんだよなぁ。しかも菫は、私が内に押さえ込んでる妄想を外側に何の躊躇もなく爆発させる。だからもう菫に、この漫画にすんごく惹かれちゃう。悔しいことに。

 色々と奇跡的なバランスで成り立っている漫画だと思う。小原愼司の絵はいわゆる耽美系になるのだけど、けっこう粗い。ただこれが古屋兎丸の絵だと絶対おもしろくないだろうし。また石黒正数の菫画報であろう「それでも町は廻っている」は絵も話も上手すぎて、“そういう”おもしろさは薄まってしまっている(石黒正数は大の菫画報ファン)。
 実際その後の小原作品は菫画報より成長しているのは確かなのに、菫画報を超えれていないわけで。漫画って色々と難しいものだよなぁと思ったり。

 とにかくSFやら何やらごった煮なんだけど、それがまた突拍子もない空想っぽくて好きだった。作者も書いているように、話に起伏はないし決して引き出しは広くないんだけどね。見せ方が工夫しているのもあってか、ずっとこの世界に浸っていたくなる。
 空想というものの限界と現実の縛りを描いた話を挟んで、とことん馬鹿な話がラストなのも良いよなぁ。これが夢オチじゃないあたり、素晴らしく気が利いてる最終話だった。

 とりあえず作者の嗜好とかそういうものに対する愛とかに共感できる人ならば、代え難い価値のある漫画になるはず。合うと思ったら探してみて下さいな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-23 01:35:58] [修正:2012-02-23 08:14:29] [このレビューのURL]

5点 とろっちさん

つっこみどころのないギャグ漫画。

読者にウケるための展開というよりは、反応を気にせず、とにかく投げっぱなしな感じ。
それが妙なテンポと雰囲気を作り出し、独特の魅力を醸し出しているのかも。
読んでいると不思議とそのまったりした雰囲気が居心地よくなってきます。

が、やはりこの絵は好きになれません。これはもう個人的な好みの問題。

先人の偉大な作品に対するオマージュが所々にちりばめられていて面白いです。
主人公の名前なんかもそうなんでしょうかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-11 20:02:46] [修正:2010-04-11 20:05:56] [このレビューのURL]

7点 Dr.Strangeloveさん

この作品を読むと小原って凄く器用貧乏な人だなーと思う。
才能はあるんだが一向に売れる気配がない。

読んだ人になら分かってもらえると思うんだが
恐ろしくレビューしにくい漫画である。
これ言葉では絶対面白さが伝わらないだろうな・・・

まずは絵から。
はっきり言って上手とは言い難いが不思議と読みやすい。
こういうのを「ヘタウマ」って呼ぶんじゃないだろうか。
さて、肝心のストーリーだが
これはもう「本格高校新聞部漫画」以外に
形容する言葉が見つからない。基本はギャグだが
たまに切ない話や幻想的な話が出てきて良い感じ。
そしてキャラ。皆どこかしら変なんだが憎めない。

たまに読み返したくなる、ファンタジックな秀作。
7.5点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-31 23:30:01] [修正:2007-07-31 23:30:01] [このレビューのURL]

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